キャリア・カウンセリング界の重鎮の木村周先生は
人間にとって「快適な働き方・生き方」は次の6つ
を含むことといわれています。
(1) 労働の内容に手応えがあること。単に忍耐を要す
るだけでなく、適当な変化があること(変化)
(2) 仕事から学ぶことがあること。継続的に妥当な量
の学習があること(学習)
(3)自分で判断する余地があること。自分の責任で考
え、決められること(自律性)
(4)人間的なつながりがあること。同じ職場、組織、
社会の人々が互いに他人を認め合う関係にあること
(他人との協力関係)
(5)仕事に社会的意義があること。自分の労働と社会
をつなげて考えられること(社会的意義)
(6)働くこと、学ぶことが将来にとってプラスになる
こと。何らかの意味でよき将来につながること。
学習、自律性、変化、コミュニケーション、社会的な
意義はいずれも不可欠だと思います。
特に最後の将来にとってプラスになり、良き将来につ
ながることは働き方や生き方にとって重要だと思われ
ます。
また、社会的な意義は極めて重要だと感じます。
他人との協力関係は東大の玄田有司教授の「希望の作
り方」の中で言っているように、大きな要素だと思い
ます。