ニート・フリーターの対策として各中核都市で「サポステ」
が設置、展開された。そこでは、ゆっくりできるスペースが
あり、相談も十分に可能な要員も配備されたと聞く。
引きこもりなどの人をケアする、今までよりもゆとりある環
境づくりに成功している。
公的機関も必要な対策を敏速に行うようになりつつある一例
であろう。
ただ、引きこもりなどには障害が起因していることも多く、
キャリア・カウンセラーのレベルでは対応不能な場合も多い
と思われる。
そして重要なことは精神科医や臨床心理士との連携やリファ
ーのタイミングを間違わないことではなかろうか。
カウンセラーが自分の力量を過信して間違った支援を行うこ
とは避けなければならない。
いまは「障害者サポートセンター」や「サポステ」、その他
の民間のNPOなどの関連部署は充実し支援の輪は広がりつ
つあり、それぞれの役割を活かすべきと考える。
現在「サポステ」は全国に170ケ所余りあるという。
都道府県の主要都市にほとんど配置されている訳で、立派な
布石が打たれていると言えよう。
ある意味で、かなり立派なセイフティ―ネットが敷かれてい
ると思われる。