進路相談の現場では、様々な問題を耳にすることがある。
例えば、相談者を依怙贔屓したり、言葉遣いが人によっ
て変わるし、好き嫌いで相談をしているという例がある。
自分にとって扱いやすい人間は頻繁に連絡し相談するが
、そうでない場合は邪険な扱いをし二度と来ないように
する。
こうした例は、相談が担当者の判断で勝手に行われてい
ることを示す。放任の果ての無政府状態とも表現出来よ
う。
また、相談記録をするためのパソコンの割り当てがなく
数人で共有しているために非常に効率が悪い。
そうした状況で非効率な仕事を強いられている相談員が
いるかと思うと、自分勝手に機会を独占しているもの
もいるという不平等がある。
周囲に変革を考える人間が少なく、今後の体制や方針が
懸念されると嘆くものも多い。
評価のない世界では、えてしてこのような無政府状態が
生まれ上司に上手く取り入る人間が生き残りがち。
こうした問題を一挙に解決するのは困難だが、関係者は
前向きに解決する努力を怠ってはならない。