ジェームス・ボンドがイギリスの産んだヒーローで
あることは皆さんご存じですよね。
アメリカのヒーローはスーパーマンやスパイダーマ
ン等コミックのヒーローが多く人間離れしています。
それに引き換え007は人間臭さにあふれたヒーロ
ー。
多少趣は異なりますが、アメリカ映画ではウェスタ
ンの主人公に近いかも知れません。ウェスタンの方
はストイックで孤独というのがヒーロー像の典型。
クリント・イーストウッドが正統なヒーローの系譜
の後半に位置していると考えます。
まー一人で死地に赴き強大な敵を倒すところはイギ
リスもアメリカも大差ありませんね。
ボンド役はショーン・コネリーに尽きると思います。
俳優の重みが違っていると考えます。
私は「アンタチャブル」の中でショーン・コネリー
が演じた老警察官が秀逸と考えます。
この演技はショーン・コネリーという俳優が安逸な
ヒーローを演ずるだけの俳優ではないことを証明し
たと思います。
そして彼は、老いて戦う意志を失わないことを見事
に演じきっています。
いうならばスキル+ウィルで立派な成果、といった
ところでしょうか。
つまり、老いて戦う意志を失わないことは「オール
ドボーイの意地」といえると思います。
オールドボーイには長年のスキルがあり、それを支
えるのがウィル(意志)で、その二つが融合して良
い成果に結び付くということと考える次第です。