アドラーの言葉に次のようなものがある。
どうしたらみんなを喜ばすことが出来るかを、毎日考えるようにしなさい。
そうすれば憂鬱な気持など、吹き飛んでしまいます。
反対に自分のことばかり考えていたら、どんどん不幸になってしまいますよ。
好自ではなく、好他。
そして、他人を喜ばすことで得られる幸福感の大事さ。
昔、ある先輩が「可能な施しは出来るだけしたほうが良い。
それは自分の将来の身を助ける。」というようなことを言っていたことを前出のアドラーの言葉で思い出した。
人が欲するものを与える喜び。
これは現代社会に最も必要な心がけのひとつではなかろうか。
そして「前向きに生きる」ことの意義が、この言葉で語られているように思われる。