実情として世の中に多数存在する自称「カウンセラー」
の質が均等かというと、そうも言えない気がします。
例えば、昔の職場では、面接通過の決め手は「明るく、
元気なこと」と言い、その他は二の次が常套句の相談
員が居ました。
自分の知識の不足がなせる業と言えます。
公的な場所では当然ですがカウンセラーの質の均質で
あることが求められると考えますが、実情は違ってい
ます。
それは窓口業務では相談員が同じ対応をすべきですが、
その対応は個人の責任に任されています。
その事情の下、相談者一人一人にかける時間や就職ま
で面倒をみるかみないかの責任の持ち方は自己判断に
委ねられ、人によってはある相談者は2、30回も相
談し、自分が好まない相談者は2、3回で帰すという
自分勝手なやり方を平然と繰り返していたりしました。
そして評価が平面的で、実際には無評価に近いのが公
的な場所の管理方式なので、こんな自分勝手が黙認さ
れていたのです。
いま挙げたことは相談に関するもので表面上見える範
囲ですが実際の「相談の内容」は水面下で見えず、放
置されている訳です。
ここに「カウンセラーの質の均質化」に本格的に取り
組むことが喫緊の課題である理由があります。