学生の場合の「できること」は学業の達成度合いを
筆頭に、ゼミやサークル、部活動やボランティア、
アルバイトなどを題材に語られる。
それらの中で努力した成果やプロセス等から自分の
強みを表現していく。
それは性格だったり自分の適性や取った資格や将来
への志望などの強みの表現になる。
そして、それらの要素が入社希望の企業のニーズと
一致していることをアピールする訳だ。
一方、職業経験者や中高年などでは自分の長い職業
生活の中の経験や職務内容、資格、果たした成果、
実績と今後の仕事の一致点や、仕事で活かせる要素
をアピールして行くことになる。
だから、今後に望まれる職能が自分の中にあること
を多くあげれば上げるほど評価は高まる。
これらのことは自分の「できること」を一方通行で
自慢げに言ったところで何もアピールできないこと
を同時に示す。
つまり企業が求めることは端的にいうと「その企業
の中でできること」なのである。
これ以外の「できること」は他の会社でやってくだ
さいというのが企業のホンネなのだ。