人間には岐路に立った時に何かを選択しなければならない
瞬間がある。その時に偶然に選んだ仕事がやがて自分の天
職だったと感ずることがある。
私がキャリアカウンセラーになったキッカケもある偶然か
らだった。
ある企業の管理職だった私は50代に入ってすぐにリスト
ラにあった。
その時に、当時ブームであったリストラ⇒再就職支援の流
れで外資系の会社に支援を申し込もうとした。
色々と検討し、会社に出向いてその業務内容を確認したり
していた時に、退職予定の企業に残留した先輩から電話が
あった。
今、申し込もうとしている会社(3つの会社から選択可能
だった)をやめて、ある会社に変更しろというものだった。
理由は自分の大学時代の知人が、その会社の重役だから支
援を親身にしてくれる筈だから世話になったら良いという
ものだった。
すぐに、その知人に連絡したところ、支援の話しではなく
、その会社に入社し相談員として勤務しないかというものだった。
近日中に、その会社が実施している相談員養成の研修が大
阪である。
それに参加して興味があるかを確かめてみての入社するか
否かの判断でよいと言われた・・・・。
こんな経緯で私のキャリアカウンセラー人生がスタートし
たのである。
まさに瓢箪から駒の偶然がもたらしたキャリア選択の場面
だった。
それから10数年、この選択は自分の第2の人生を決定づ
けるものだったと実感する。
このことで私はライフワークを見つけることができたとま
で感じている。
こういうことがプランドハプンスタンスセオリーの本質な
のだろう。