卒業後、就職未経験であったり経験が浅い人の相談が
秋口に多い。
それらの相談者の特徴の一つは自身の適職や希望の職
業が未決定であること。
二つ目は、自分の職業適性が分からないこと。
三つ目は、上記のことははっきりしているが、就職活
動の仕方が分からず、応募書類の書き方や面接の受け
方を知りたいというもの。
これらの解決のためには
・自己理解をするための支援
・職業・環境理解をするための支援
・業界・企業理解をするするため支援
・就職活動の仕方の理解をするための支援
を段階的に行う必要があり、若年者の相談業務には不
可欠である。
自己理解のための支援は自己分析のアセスメント実施
の他に傾聴によるもので自己の気づきをうながすこと
が肝心。
職業理解のためにはサイトや本で学ぶ以外に体験する
ことも有効。
学生であればインターンシップも可能だが中途採用の
場合は試験的な体験で置き換えるしかないのでは。
従って「お試し就職」(アルバイトなどでその仕事を
試験的に体験する)も必要だと考える。
環境理解には公的な情報や業界情報をネットや書籍で
詳細に調べること。
これらの情報収集に必要な情報を提供する能力が不可
欠。
就職活動の仕方の理解には応募書類、面接の指導力が
重要。
わかもの支援のキャリアカウンセラーは上記の様々な
能力を身に着けて、いつでも引き出せるよう自己研鑽
しておくことを忘れてはいけない。