自分の経験から言うと
キャリア・カウンセリングに必要なものは以下のようなものです。
まずは、相手となる相談者の今の状況、感情の確認が必要です。
状況には
経済的なもの
家庭の状況
職業の状況(満足か不満か他)
希望の状況(職業内容、賃金、勤務条件、勤務時間他)
経験の状況(職業経験、助走的経験)
資格(つくべき仕事に必要な資格)
等々
ランダムに思い出すだけでも以上のようなものがあります。
感情の確認は
相談者との信頼関係の構築には不可欠
特に
相手の感情への対応は不可欠です。
カウンセリングが進んでいくと
目標の設定(具体的な職業・企業選定、スケジュール等)
そして
行動の管理(セミナー等の参加、書類等の準備、企業情報の収集、書類の提出、面接等)
が必要になります。
もし、希望の成就により就職や長時間の準備(訓練や就学)が決定しても
一定の時間経過後のフォローも必要です。
仮に就職しても、想定した仕事内容との違いや条件の違いなどで
また就職活動に戻りたいなどは起こりうることです。
ですから、キャリア・カウンセリングには時間がかかることが多く
相談者との密接な連絡の継続も欠かせないでしょう。
更に付け足すと
希望の確認等に、自己分析手法の行使も必要な場合もあります。
そのための様々なアセスメントの(YG、GATB、VRT、エゴグラム、クレぺリン、
キャリアアンカー等)知識とテスト実施手法の取得が必要です。
また、細かいところでは書類作成指導、面接指導の能力も
欠かせません。
こうしてあげていくと、キャリア・カウンセリングに必要なことは
沢山あって、とても難しいもののように感じられるかもしれません。
しかし、何事も経験の度にできていくものです。
焦らず、一つ々の経験を積み重ねていくと良いと考えます。
いずれにしても、どんなカウンセリングでも基本となるのは
傾聴やアクティブ・リッスニングの能力です。
まずは、ここをしっかりと身に着け、磨き上げること
が何よりも大事なことだと考えます。