キャリア教育の必要性や重要性は社会で唱えられ
てから既に十余年が経とうとしています。
その充実のためには若者個人のみの問題だけでは
なく、社会を構成する各界が互いに役割を認識し、
一体となり対応することが必要です。
その中で「学校教育は重要な役割を果たすもので
ありキャリア教育を充実していかなければならな
い。」という学校教育主導の方針が示されていま
す。
しかし、現在の学校での取り組みが緻密で充分か
というと、全面肯定できる状況ではりません。
キャリア関連の講話を学校自体ではなく関連機関
や組織、民間企業に委ね、インターンシップのみ
がキャリア教育として行われているのが現状では
ないでしょうか。
今、社会では学校全体におけるキャリア教育や自
己分析に基づく進路判断、職業理解促進、キャリ
ア開発などの総合的展開が待望されていることは
間違いありません。