若年者の支援でかなりの比率を占めるのが「面接」に関
する相談になります。
そして自分が入社を切望する企業の場合は「面接トレー
ニング」を実施して臨むことも少なくありません。
以下に「面接トレーニング」の例を2つ上げてみます。
何かの参考にしてもらえれば幸いです。
1.建設資材の製造販売の企業(営業)面接の例
第1回目の面接トレーニングでその企業の「クリーン
エネルギー」への取り組みについてしか話せなかった
ことを指摘。
第2回目で「志望動機で今話した当社に関する知識以外
で当社に関して知っていることを話してください」と質
問したが、何も回答がなかった。少なくとも本業である
「配管用資材など」について話すべきであることを指摘。
こうした、企業への興味関心を問う質問には単純に1つ
の事項を回答に準備するのではなく突っ込んだ質問を予
測しての回答を用意して臨むべきことを説明した。
2.メーカーの営業職での面接トレーニングの例
面接で志望動機を聞いたところ、経験が1年しかなく、
そのうち半年間は先輩との同行の営業で本格的な営業の
経験はないと言い訳的な回答だった。
その改善のために、自身の営業向きの性格やその時の営
業での成果を語るように提案。
その結果、下記のような内容に改善された。
「私は、人が好きで、社交的です。仲間とのコミュニケ
ーションやチームワークは、長年行ったスポーツで鍛え
ました。
また、大学卒業後についた保険の営業では先輩同行の後
『キャンペーン営業』に取り組み、他のセールスが1、
2件しか獲得できなかったキャンペーン商品の販売を4
件販売出来ました。その秘訣は粘り強い訪問と相手の方の
ニーズの把握に努めての商品提案だと思います。」