平凡社「心理学事典」より抜粋した
佐治守夫先生によるカウンセリングの定義です。
『心理療法とは、主として情緒的な問題をもつ人々、
基本的に自らの生き方に問いを投げかけている人々に、
心理的な手段、コミュニケーションを媒介として援助
を与えることである。
その際、訓練を受けた専門家(心理治療者、精神療法
家)が患者あるいはクライエントとの間に一定の特殊
な関係を確立する過程(治療関係、援助関係)を通じ
て、現存する症状や行動的障害を除去し、変容し、あ
るいはその発展を阻止するのみならず、さらに積極的
に人格の発展や成長を促進し、同時にその個人として
の生き方の再発見を目的とする。』
やはりカウンセリングは個人の発展や成長、より
良い人生に向かうことの支援が目的であるという
ことが再認識できます。