作業着姿のこの人を毎日、見ていた。信じ、疑い、また縋るように、発せられる言葉を聴いた。
テレビ越しにも目に見えて、窶れてゆく。
フと
この人が守ろうとしているものを、信じてみよう と、おもった。
「わたしたち」や「福島」じゃ無いとしても、この人は、今、命がけで何かを守ろうとしている。人が自らを犠牲にして守ろうとするものならば、応援しようとおもえた。
未知の事態、無知な自分、溢れる情報、逃げられない、死ぬかもしれないーー
‥そんな状況が続いていたので、非常的感覚だったとおもう。でも、そこに落ち着いてからは、ちょっと楽に過ごせた。
この人が守ろうとしていたものは、わたしたちが守りたいものだっただろうか。
答えは、まだ完全には分からないけれど。
少なくとも、この人は 有力な政治家のなかでは一番、あの惨状が身に滲みているとおもう。