ひかりを見ると哀しくなるのは何故だろう
圧倒的な距離を見せつけられるからだろうか、
あるいは壁を
スポットライトの人工的なひかりと
それを浴びつつ跳ね返すヒカリ
誰もがそこへ飛び込んでゆく、吸い込まれてゆく
呼応するかのように、輝きはさらに増す
眩しさに、直視できない
わたしは、間違いなく外側にいる
たぶん意思的に
哀しいほど現実的に
溢れる光の凝縮した陰を飲み込む
あらゆる感情を吐き出して
綺麗なのや、醜いものも
そして、急いで帰ってきた
それらをかき集めて
こころに詰め込んで
夢、醒めて静寂
ごしゃごしゃした感情そのままと
紛れて光の欠片がひとつ
あまりにも心細い瞬き
けれど確かに輝き
わたしの抱く
小さくてもいい、気付かれなくても
そっと誰かの足許を照らせる灯火
消えないように 消さないように
消えないように 消さないように