皆さんはどんなお仕事をしていますか?営業職、事務職、技術職などなど、様々な種類のお仕事がありますし、手がける商品やサービスの内容も様々だと思います。しか2020年を境に、今自分のやっている仕事やビジネスが大きく方向転換していく可能性があります。あなた自身、10年後・20年後にはまさに2020年が仕事やビジネスにおいて転換点となる年だった、と振り返ることになるでしょう。
今回は、最新のビジネストレンド予測として、2020年を境に変わる仕事や新しい働き方について解説したいと思います。
<本記事で分かること>
- 2020年がビジネスや仕事において境目になる理由
- 2020年以降にトレンドになる働き方
自分自身の仕事や働き方、ひいては人生について考える時間が増えたという人もいるでしょう。ぜひそんな方々に参考にしていただければと思います。
2020年はビジネスや働くことにおいて境目になる年
2020年は、ビジネスや人が働くということにおいてまさに転換点となる年になるでしょう。その理由は第一に、大流行した新型コロナウィルスの影響です。諸外国を始め日本でも新型コロナウィルスにより、不要不急の外出の自粛や、できるだけ自宅にいることを求められました。
それにより、最も大きく変わったのは人々の働き方です。オフィスなどでの事務職など外出が求められない仕事はもちろん、外出が必要なことが多い営業職ですら、zoomやSkypeなどを使うことにより在宅で仕事が済ませられるようになりました。
飲食店などの必ず出社が必要な業態であっても、デリバリー対応を導入することで最低限の人数で、できるだけ人との接触を抑えて働くことが可能になりつつあります。
仕事において必須であるとされてきた飲み会などのコミュニケーションの場も、オンライン飲み会という形で持続されています。
緊急時においてこれだけの対応ができるようになったということは、緊急事態が収束したのちも同じ方法を取っていくことができるということでもあります。新型コロナウィルスで一度シフトした働き方を、今後も継続していくという方針をとる企業も少なくないでしょう。
2020年ビジネス予測・トレンドになる働き方4選
こうした2020年の動きを踏まえて、以降のビジネスや働き方はどのようになっていくのでしょうか?
①在宅で働く
前項でも解説していますが、今後在宅で仕事をするという考え方がメジャーになるでしょう。インターネット環境とパソコンさえ用意することができれば、クラウドサービスやチャットツール、オンライン会議ツールを活用することで、上司や部下、多部署などとオンライン上で密に連携を取りながら、ほとんどの仕事を自宅で完了させることが可能となります。
経理や労務など、企業の秘匿性の高い情報や個人情報を取り扱う必要がある部署についても、リモートデスクトップサービスを活用するなどの対応方法が充実してきています。さらに、スタッフが自宅でもサボらずに働いているのかどうかということについて、作業中か離席中なのかが分かるようなツールを導入することも可能です。
②個人として仕事
在宅で多くの仕事ができるようになるとは言え、オフィスに出社して働く場合のように常時スタッフを管理しその働き方を監視するようなことは難しくなります。例えば、スタッフが在宅で子どもの世話をしながら働くという場合、家族が寝静まった深夜にゆっくりと仕事を進めたいということもあるでしょう。この場合、厳密に言えば深夜の仕事が勤務と認められなければなりませんし、その場合には深夜割増手当を支給する必要もあります。休日に仕事をする場合も同様です。
こうしたところまでをオンラインで管理するには限界があるため、労働についての法律に多様性がもたらされることが必要になるでしょう。
そうした管理や教育についての問題への解消策として、スタッフを雇用するという形を取るのではなく、個人事業主やフリーランスと契約してプロジェクトやタスクを進めるという企業が増えてくると考えられます。企業としてはスタッフの雇用を維持するための保険料関連や教育などのためのコストを抑えることができ、働く側としては企業に雇用されるような管理や監視が少ない中で自分のパフォーマンスを発揮することができます。さらにスキルが高い場合にはより報酬が高い企業を選んで働くことがが可能です。こうしたフリーランスや個人事業主とのマッチングの場である、クラウドソーシングサイトも充実してきています。
③スキマ時間の活用
東京都の平均通勤時間は片道平均約45分という調査結果が出ています。往復にすると1時間半です。多くの人が在宅になった場合、1ヶ月で約30時間、1年で約15日分もの時間を自分の時間として使えるようになります。
新しく自分にできるそのスキマ時間を活用することで、家族との時間を増やしたり、自分の趣味や勉強に時間を使うこともできるでしょう。しかし最も増えると予想されるのは、副業の充実です。
老後を充実して生きていくためにお金を少しでも多く持っておく必要がありますし、今回の新型コロナウィルスのような突発的な感染症や災害、そしてそれによる二次的被害である倒産や解雇に備えるため、これからは一つの収入先だけではなく、いくつかの収入源を持っておくことが求められます。結果的には、そうした副業活動により経済は活発化し、税収が増えることにもメリットがあります。
④コスト・無駄を省いたビジネス
多くのことがオンラインで完結するようになるため、これからは人件費、地代家賃、水道光熱費、接待交際費などのような、重くのしかかる固定費を省けるビジネスがますます台頭していきます。
初期費用や運営費を抑えることができれば、多くの人が起業を考えていくことができるようになります。一部の人の発想ではこれまで生まれてこなかった新たなサービスや商品が世の中に生み出されるようになれば、私たちの日常はますます楽しく便利になっていくでしょう。
まとめ・2020年以降の新しい働き方やビジネスでより人生の充実を!
2020年を境に変わっていく新しい働き方のトレンドやビジネスについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。簡単にポイントをまとめておきます。
<2020年以降の新しい働き方・ビジネス予測!>
- 新型コロナウィルスの世界的大流行を境に多くの人の働き方が変わっていき、在宅で働くためのツールなどが充実し、働き方や雇用のあり方も変わっていく
- 2020年以降、在宅で働くことはもちろん、雇用されずに個人で働いていくこと、通勤時間がなくなることによるスキマ時間の活用方法、固定費などのコストを最大限に省いたビジネスなどが台頭する
- 多くの人が起業に乗り出すことにより、これまでにはなかった新しい商品やサービスなどにより、人々の生活や人生はますます豊かになっていく
2020年は人が働くということにとって、間違いなく転換点となる年です。ぜひ、これまでの自分自身の仕事や働き方を見直すいい機会にしていただければと思います。