最近、本当に人は一人では生きられないんだとしみじみ実感する。
例えば
政治家でいるために有権者の一票がないと成り立たないように
優れた音楽のアーティストもファンがいることで支えられているように
生まれ持った才能を磨き上げた、どんなに実力を持つ素晴らしい人も
誰かの「支持する」という行動によって、その自分を存分に発揮出来る
ようなシステムになっている。
そこに気付いている人だけが多分色々波はあっても、ずっと沈まず繁栄している。
それはまるで
天国のスプーンの話のようだと思う。
天国では大きなスプーンをみなそれぞれ持って食事をする。
大きいから自分の口に運ぶことはできないが、人に差し出す事はできる。
誰にとっても食事は命の根源である。
大きなスプーンは食事を
人の手に委ねると同時に、人の命を支える大きな徳を積む機会、でもある。
そして自分だけで完結できない不完全さを感じる機会でもある。
「それ」をどう使い、どう捉えるか
全ては自分次第であり
自由でもある。
今の私を育ててくれているのも、家族であり、周りの人達全てなのだ。
何一つとして自分だけで完結することなどないと思った時
世界のあまりの深さに畏敬の念を抱くと共に、全ての物事は自分の成長ために
起こっているのだ、と感謝できるようになった。
その感謝はまだまだほんの入り口に過ぎないけれどーー。
少しづつ、増やしていきたい。
今日はどんなスプーンでだれと何をしようか。