今までの人生で一番自分を支えていたものを手放してみた。

 

こうなりたい!という目標のような願望のような夢のようなもの。

 

とにかくどうにかしてそうなってやる!と。

でも、やりたいことをやっていると日々の生活が回せない。

 

 何時にここに行って、

 何時までに帰ってきて、

 何時までにはご飯も作って、

 何時までには布団に入って。

 

 

決まり決まりが多すぎて、苦しい。

 

 でも、自分一人じゃない。人の命も預かっている。

 気ままじゃだめだ、しっかりしなくちゃ。

 

 ダメだ私、こんな時間も捻出できない。

 マネジメントできてないのに自己実現なんてできっこない。。

 

       諦めたくない。

 

    届かない。悔しい。苦しい。悲しい。情けない。

 

夢を胸に持っている私はいつしか心がこんなものでいっぱいになった。

 

賢者はここを乗り越えて夢を掴むのかもしれない。

 

私は夢に握りつぶされそうになってる。

私だけを見つめて愛してくれる小さな瞳に喜びを感じられなくなるまで。

 いなくなったら出来るだろうか。

 いなくなったら叶うだろうか。 

 

 

 

かつては、健康ならそれだけでよかったはず。

自分好みのキッチンを作り上げられたら幸せだったはず。

 

自分が笑っていなかったら、育たないもの、守れないものがある。

 

何のための夢で

何のための自己実現なのだろう。

 

何者にもなれなくても、かつて望んだ幸せはここにある。

 

ご飯も自分のペースで食べられないけど、

望んで授かった命。

 

大切にする。

 

 

遠くを見ないで、今、目の前の胸の中の小さないのちを。