こんにちは、にぎ乃くらげです。
今回の記事は僕が読んだ本の読書ノート紹介をします。
今回紹介するのは辻村深月先生の「クローバーナイト」です。






画像にもありますが、にぎ乃的お気に入り度は星☆☆☆☆(5段階評価)。


僕が1、2を争うレベルで好きな作家さん、辻村深月先生。
今まではミステリーやファンタジーを読んできましたが、今回は子育てや家族のかたちについてのおはなし。
ママ友の関係や、保育園活動通称"保活"についてなどなど、ほっこりしたり考えさせられたりする内容でした。

そんなクローバーナイトのあらすじをご紹介。


あらすじ


小さな会計事務所で働く鶴峯裕は、同い年であり、オーガニックコットンの専門ブランドを起業した妻·志保と、四歳の長女·莉枝未と、もうすぐ二歳になる長男·流大との四人暮らし。子供を保育園に預けて日々を過ごしている。

「イケダン、見つけた?」
そんな日々の送り迎えや、ホームパーティーなど、子供の関係によって動くママ友たちから出る噂話。イケてる旦那さま"イケダン"と呼ばれる裕に、その噂を解決できるのか?

「ホカツの国」
保育園活動通称"保活"。無事入園するために精神を削って動く母親と、入園できる"ポイント"を上げるために行われるとんでもない裏技とは?

「お受験の城」
小学校受験とは親のエゴなのか? 子供のため、子供に期待し、子供は大人の言う通りに動くことを強制される。子育ての上で、いつかはぶつかる受験という試練。はたして本当に子供のためになるのはなんなのか?

「お誕生会の島」
子供のお誕生を祝うお誕生会。しかし幼稚園·保育園によってはそのお誕生会にルールがあるところも? 子供のために時間をかけ、その準備に翻弄するパパママ。一体お誕生会とは何が正解なのか?

「秘密のない夫婦」
秘密なんてない、なんでも話し合い、共有できる夫婦。だったはずの裕と志保の間に、疑惑が浮かび上がる。しかしそれには意外な人物が関わっていた。志保が裕に黙っていた秘密とは?



感想


以上、「イケダン、見つけた?」「ホカツの国」「お受験の城」「お誕生会の島」「秘密のない夫婦」の5本に渡って綴られたこの作品。

僕的には「お受験の城」が特に印象的でした。
僕自身、幼稚園に通っていた頃の親友がお受験組だったので、僕も一緒に受験して私立に通う、と親に言っても考えてすらもらえず、結局親友とは離ればなれになり、公立小学校がつまらなくて1年生の頃から休みがちだったので、もし幼稚園に通っていた頃に戻れるのなら、早くから親に受験させてほしいとお願いして私立に通いたかったなあと昔を思い返しながら読んでいました。
小学校受験、僕はしたかったですが、逆にしたくなった人もいるでしょう。
まだ物心ついてすぐくらいの子供に、受験させて何が楽しいんだと思うこともありますが、大きくなってから高校受験や大学受験で苦労させずに、小さい頃に受験してしまう方が子供のため、と考える親も多いようで。
確かに、そう考えると子供の未来をしっかり見据えてる良い親なのかなあとも思ったり。



まとめ


辻村深月先生の作品では、僕は初めてとなる育児モノだったのですが、とてもリアルで面白かったです。
僕はまだ結婚も出産もしていませんが、いつか家族ができたら毎日一日一日を大切に、一緒に過ごしていきたいなと思いました。

辻村先生、こういう作品も書けるんですね。


そんな感じで、辻村深月先生の作品、「クローバーナイト」の読書ノートでした。
また次回の記事でお会いできますように。
またね(*・ω・)ノ