前回に引き続き、ラブコメディの傑作といわれる、
「運命のように君を愛してる」( 2014 MBC )がお題。
過去の日本の放送版でほとんど差し替えられた、OST 以外の挿入曲を探しています。
第8話
対抗心をむき出しにする、イ・ゴン(チャン・ヒョク)とダニエル・ピット(チェ・ジニョク)
意味もなく張り合うふたりの BGM は
「サヌリム」が 1997年にリリースした
「ギターでバイクに乗ろう」
( 산울림 - 기타로 오토바이를 타자 )
1970年代後半、まさしく彗星のごとく登場した「サヌリム」( Sanullim )は、その独創性から韓国ロックに絶対欠かせない存在といわれています。
とはいえ主要メンバーのキム・チャンワンは、最近ではお父さん俳優のイメージが強いかも。
「昼と夜」( 2020-21 tvN )ヘウォン父 コン・イルド所長
「サイコだけど大丈夫」( 2020 tvN )オ院長
「その男の記憶法」( 2020 MBC )テウン父 ユ・ソンヒョク教授
「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」( 2018 JTBC )ジュニ父
「ジャグラス」( 2017-18 KBS2 )ト・テグン副社長
などなど
第9話
寄ると触ると何でも勝負ごとにしてしまうゴンとダニエルは、おとなしく飲むなんて到底出来ません。
02' 20" からあおるように流れる、
映画「キル・ビル( Kill Bill )」( 2003 )に使われた
1977年のヒット曲、サンタ・エスメラルダの
「悲しき願い」
( Santa Esmeralda - Don't Let Me Be Misunderstood )
第8話に戻り
セレブの集まるパーティーで傷ついたキム・ミヨン(チャン・ナラ)を、ゴンが慰めます。
ゴンの選曲がもう秀逸。
映画「プリティ・プリンセス」( 2001 )のテーマ曲
「 The Princess Diaries Waltz 」
( John Debney - The Princess Diaries Waltz )
「プリティ・プリンセス( The Princess Diaries )」は、アメリカ西海岸で暮らす平凡な女子高校生がある日、欧州のとある王国唯一の王位継承者と知らされた事から始まるラブロマンス。
突然財閥御曹司の妻となり、脚光を浴び混乱するミヨンの心情とシンクロします。
第9話、ゴンの会社にお弁当を届けたミヨンと妖しい雰囲気に。
02' 45" から流れる
映画「ロミオとジュリエット」( 1968 )
「Opening Theme 」
( Nino Rota - Love Theme from Romeo and Juliet )
第10話で、「ロミオとジュリエット」を意外なかたちで回収します。
ゴンの直属秘書 タク・グテ室長(チェ・デチョル)が思わずもらす
「ロミオとジュリエットでもあるまいに… 」
押しかけるマスコミに足止めされ、家に閉じ込められたゴンとミヨン。
そこで繰り出す奇策。
高校生の扮装で家から脱出します。
チャン・ヒョクの学園ものといえば、
ドラマ「学校1」( 1999 KBS2 )のカン・ウヒョク
映画「火山高」( 2001 )のキム・ギョンス
どちらも制服が詰襟なので、つながらないと思っていたら、
ゴンの名札が何と
「 화산고 」(ファ・サンゴ 火山高)!
一方のミヨンたちは…
高校生のチャン・ナラといえば学園メインではありませんが、ハン・ギテ役のチャン・ヒョクと初共演した「明朗少女成功記」( 2002 SBS )のチャ・ヤンスン。
脱出のためのひと芝居。
「ヤンスン、愛してる!僕と付き合ってください」
すると「明朗少女成功記」の主題歌
チョ・チャンヒョクの「 Love Song 」( 2002 )が流れます。
( 조장혁 - Love Song )
聞き覚えのあるメロディと思ったら、「 CHAGE&ASUKA 」が 1989年にリリースした「 Love Song 」のカバー曲。
「JAL '92 沖縄キャンペーン」曲でした。
第11話
突然倒れ、記憶喪失となってしまうゴン。
連想するイメージが
「弁護士の資格-改過遷善」( 2014 MBC )のキム・ソクジュ(キム・ミョンミン)
「運命のように君を愛してる」は MBC 水木ドラマ枠。
「改過遷善」は同枠の前作でした。
もうひとつが、
「ファンタスティック・カップル」( 2006 MBC )のナ・サンシル = チョ・アンナ(ハン・イェスル)
韓国ドラマあるあるの記憶喪失の中で、「改過遷善」「ファンタスティック・カップル」に共通するのが、記憶を失ってもひとは如何に生きるかという命題。
更に第11話
記憶が無い故に、ミヨンをひどい言葉で傷つけるゴン。
00' 55" から店内に流れるのが、
別れの辛さを象徴するジャズスタンダード曲
「いつもさよならを」
( Everytime We Say Goodbye )
取りあえず今回はここまでです。













