引き続き、
「恋愛体質 - 30歳になれば大丈夫」( 2019 JTBC )の 3回目。
30歳を迎えた大学同期 3人組の仕事や恋愛、日常の悲喜こもごもを詳細に描きます。
主人公が、
(左)映像ドキュメンタリ監督 イ・ウンジョン(チョン・ヨビン)
(中)新人ドラマ作家 イム・ジンジュ(チョン・ウヒ)
(右)ドラマ制作会社チーム長 ファン・ハンジュ(ハン・ジウン)
このドラマを演出したのがイ・ビョンホン*1(1980年生まれ)
「恋愛体質」の前作が映画「エクストリーム・ジョブ(極限職業)」( 2019 )。
*1 “モヒートでモルディブ” イ・ビョンホン 1970年生まれとは同名異人
がけっぷちに追い込まれた麻薬捜査班が、犯罪組織監視のためチキン店を開業。
犯人を挙げるため、チキンを揚げるアクションコメディ。
この映画が記録的大ヒット。
そうした縁から映画出演者が「恋愛体質」にカメオを含み多く顔を出します。
なので両作を一緒に観ることをお勧めします?
例えばドラマ序盤、いきなり最終回を迎える劇中劇「愛の曇り空」
(左)チン・ソンギュと(右)イ・ハニ。
映画では麻薬捜査班の凸凹コンビ、ポンパルとヨンス。
映画でつかみどころの無い悪役、チョン室長を演じたホ・ジュンソク。
ドラマでもつかみどころの無いソ・ドンギ PD。
映画ではチョン室長の部下役のキム・ミョンジュン。
ドラマではソミンのマネージャー イ・ミョンジュン。
映画で悪の組織 No.2 なのに、かなり情けないホン・サンピルを演じたヤン・ヒョンミン。
ドラマでもやはり情けない困ったちゃん。
映画で麻薬捜査班のライバル、強力班の一員を演じたハン・ジュヌ。
ドラマではちょっと説明が難しいホンデ役。
映画で麻薬捜査班の新人刑事キム・ジェフンを演じたコンミョン。
今回の任務は明け方に店の鍵をこじ開け、ドラマ撮影に必要なチキンを揚げること。
それはもう悲しい気持ちになってしまいます。
ようやく落ち着いて「カルビ味チキンの店で働いたこともあります」*2 と語るのは、前世(前作)での出来事。
今世ではハンジュの部下、新人社員のチュ・ジェフン。
*2 「カルビ味チキン」は実際には架空の料理に近く、その点が映画の鍵。
従って「カルビ味チキンの店」の勤務経験は、自動的に映画を指すという相当なひねり方。
ここから日本にも進出している「 bb.q OLIVE CHICKEN cafe 」が大活躍。
3店舗も登場させる大判振舞いです。
デリバリーは基本中の基本。
似た画ですが、こちらは楽屋への差入れ。
違いはソースの容器。
上の磁器皿 = 家庭に対し紙カップ。
飲みに行くならチキンが必須。
テイクアウトだって欠かせません。
次は「韓国ドラマあるある」スポンサー
ジンジュは新人作家なのでお金には縁が無い。
なのに腕時計がかなりの高級品。
しかも複数の時計を場面ごとに使い分けます。
ゴールドに白の文字盤。
同じデザインのシルバー。
別デザインのゴールド。
同じデザインのシルバーの計 4種類。
他にキャプチャ出来なかった革ベルトの時計も。
これらは全てイタリアの「フェラガモ」( Salvatore Ferragamo )製品。
1本が 15万円以上するので 5本の総額は約 80万円。
お金が無いはずなのに高級ブランドの訳。
実はジンジュを演じたチョン・ウヒが、「フェラガモ」のイメージモデル。
こうした「スポンサーを連れてくる」俳優がいると、自動的に当該ブランドの露出が増えるのでした。
とりあえずこのあたりまで。
つづけられる… かなあ