那覇から羽田を経由して、那覇に到着。翌日の朝になりました。
やって来たのは何故か那覇空港。スタンバイするのは B777-300 JA752J号機。
「何だかすっかり忙しいひと、ですねえ。」
「ま、年末が近づくと、色々とあるんでしょ。」
実は毎年、もう止めようと思いつつ、あと少しに釣られてつい「忙しいひと」に(^^ゞ
スタンバイする B777-300 JA752J号機は「one world」号。
「one world」号で向かうのは、
11月 JAL904便 那覇 11:25 ⇒ 13:40 羽田 B777-300 (JA752J)
羽田です。
本日も宜しくお願いいたします。前便到着遅れにより、20分遅れての出発です。
「ご予約をお持ちのお客さま… 」コールが流れ、こちらの席が確定。
最近は、当日のキャンセル待ちが殆ど取れなくなりました。「効率的な座席配分」が効果を発揮しているのでしょう。
しかし、利用者的には困った傾向です(^^ゞ
「出発準備、完了しましたっ!」
「シートベルトをいま一度、ご確認ください。」
「それでは、行ってまいりまーす。」
自衛隊員さんたちの盛大なお見送りを受けて、出発します。
本当は、地上移動中に離陸した空自輸送機のお見送りです。
瀬長島を望む RWY36 エンドにやってきました。スカイマーク機の着陸を待って離陸します。
JAL904便は那覇空港を離陸。
新管制塔は01月15日に運用開始。第2滑走路は03月26日の供用開始が決定しました。
第2滑走路の供用開始と新飛行経路導入により、離発着能力が1.8倍に増加可能と見込まれています。
北向きに離陸した際のランドマーク、チービシ環礁(慶伊瀬島)が見えてきます。
この低空飛行を強いられる空域問題が解消すれば、那覇はもっとスムーズに運用出来るのですが…
距離はありますが、粟国島が見えてきました。
伊江島、伊平屋島の西側を通るこのルート、毎度お馴染みの大回りです。
低い雲と高い雲の間の空ですが、色の違いから、何だか海みたいに見えます。
「あ、みて見て、雲が光ってる~」
雲の上に伸びる円形の光は、ブロッケン(虹の輪)の外側にしばしば出現する光輪。
霧虹、または白虹と呼ばれます。
上空の雲(霧)で散乱した光が、下層の雲で反射する事により起こります。
霧虹を撮ろうと外を眺めていると、ANA 機が飛行機雲を曳いて飛び去りました。
「外は眩しいだけだから、お茶にしましょう。」
「うん、それが良いと思いますっ!」
全くお気楽コンビときたら…
JAL904便は高度 37,000ft / 11,278m、対地速度 599Knot / 1,109km/h で順調に飛行中。
かなり高くて速い。冬に向かっている事を、こんなところで実感したりします。
出発から約100分、伊豆諸島の利島が雲の下に見えてきました。
「♪ぽぉ~ん、ベルトサインが点灯しました。」
「しろたんズも、着席いたします。」
房総半島の南側から、外房に向かいます。
南房総市和田町海発付近から、房総半島に上陸します。光るのは丸山川の河口。
東京湾フェリーが発着する、富津市の浜金谷港付近から東京湾に出ます。
対岸は神奈川県の三浦半島。
左端が剱崎、右端が東京湾フェリーの発着する久里浜港。
三浦半島が東にせり出す、観音崎。
千葉県側、富津岬沖合にある1914年竣工の海上要塞、第二海堡。
沖を通過するRORO船(貨物船の一種)の軌跡が、カーブしています。
観音崎と富津岬に挟まれた浦賀水道と東京湾の境目付近は、S字を描く狭い航路に船舶が集中する航海の難所です。
第二海堡を撤去し、航路を拡張する案が幾度も出ますが、海堡付近は大型船の通航には浅過ぎるため、大規模な浚渫が必要となり実現に至っていません。
三浦半島側、横須賀市中心部と横須賀港。手前に猿島、奥に相模湾と江の島。
横浜港の沖合を通過します。
羽田空港が見えると大きく左旋回、
国際線ターミナル(03月から第3ターミナル)側の RWY34L に着陸しました。
JAL904便は出発時の遅れが響き、25分遅れでの到着でした。
B777-300 JA752J号機くん、お疲れさまでした。
羽田空港に到着、ここからどうしましょうか。
ん? まだ つづきがある みたいです。