先日、Fly Teamでちょっと残念な情報を見つけてしまいました。
JACのサーブくんこと、SAAB340B「JA8886」号機が塗装を落としたようです。


JA8886号機は1992年登録、JACサーブくんズの初号機です。
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6か月年下のサーブくん2号機、JA8887号機が2015年3月に引退しているので、順序としては当然なのかもしれませんが…
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JA8886号機には個人的にとても縁があり、今までの搭乗が28回、最も多く搭乗した飛行機なだけに、とても残念です。 (喜界空港を離陸するJA8886号機)
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初搭乗は、伊丹を出発、
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行き先は、但馬空港でした。
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28回の搭乗であっちこっちに連れて行って貰いました。
そして色々な出来事がありました。



福岡空港を出発、

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離陸中止、スポットに逆戻りしてしまいました。

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雨雲の中を沖永良部に向けて飛び、冗談のように揺れた事もありました。




奄美空港の天候回復を待ち、上空で待機をしました。




旅客定員36名の小さなサーブくんに、
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新人CAさんと教官の2名が乗務、微妙に緊張感の漂うフライトもありました。
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「教官、ドアクローズを、しっかり確認しますっ!」
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「照明モードを、確認しようね~。」
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うーん、こんな調子では「ドジでのろまなカメッ!」では済まないような…






JA8886号機で飛んだのは12路線、

最も多かったのは伊丹⇔但馬間の8回。 但馬空港で出発を待っています。
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その次は、奄美⇔喜界間の4回。 いつも印象深い喜界空港です。
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与論⇒奄美を3回、
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「GE-CT7エンジン、絶好調ですっ!」
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短距離路線の多いサーブくんでは、この手の画像が思いの外少なかったです。




それぞれ2回の搭乗だったのが、

奄美⇒沖永良部、沖永良部⇒与論、
沖永良部空港は、離島空港らしい雰囲気がとても良い感じです。
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奄美⇒鹿児島、
薩南の離島を回っていると、鹿児島空港が巨大空港に思えます。
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奄美⇒徳之島、
運航スケジュールが変わり、サーブくんでは訪れ難くなってしまいました。
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一度だけの搭乗だったのが、

伊丹⇒出雲、
出雲空港を離陸するJA8886号機。
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福岡⇒屋久島、屋久島⇒鹿児島、
そういえば屋久島の全景が見えた事が、未だに無い気がします。
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鹿児島⇒種子島、
「コスモポート種子島」、種子島空港のターミナルは特徴的です。
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そして、28回目の搭乗となった、喜界⇒鹿児島でした。(その時の様子はこちら
喜界空港で出発を待つ、JA8886号機。
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ういえばJA8886号機は、

2014年の1月までのサンアーク塗装を、(2014年1月、種子島空港)
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2014年2月に鶴丸に変えました。(2014年2月 奄美空港)
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機内の安全のしおりは、2010年までのJAノL+サンアーク仕様のものが、
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2011年には、現行の鶴丸仕様に切り替わっていました。
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また、JA8886号機は、「奄美群島世界自然遺産登録推進支援絵画コンテスト最優秀作品『ぼくの友達・奄美の宝』号」でした。
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JA8886号機で訪れたのは12空港。

最も利用回数が多かったのは奄美空港の13回(出発8回、到着5回)
出発・到着をそれぞれ1回とカウントしいています)
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その次が伊丹空港の9回(出発5回、到着4回)
伊丹といえば、23か24番が定位置でした。
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以下、但馬の8回(出発4回、到着4回)。

5回の鹿児島(出発1回、到着4回)、喜界島(到着2回、出発3回)、与論島(出発3回、到着2回)。

4回の沖永良部島(出発2回、到着2回)、
2回の徳之島、屋久島(出発1回、到着1回)、
1回の到着だった出雲、1回の出発の福岡と続きます。

JA8886号機でJACの寄港地の殆どを回ったのに、何故か四国路線には縁が無いままでした。




28回目の搭乗。 午後の日差しを受けて、薩南の海を北に向かいます。
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薩摩半島の南端、開聞岳、池田湖の向こうに日が沈みます。

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夕暮れの鹿児島空港に着陸します。





鹿児島空港のランプバスから撮った一枚が、最後になろうとは…
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同一機材最多搭乗記録は、28で止まってしまうようです。






とここまで、些かおセンチに書いてきたら、こんなプレスリリースが。

「東京航空局所管事業者の使用航空機の編入・削除について('16年1月)」

北海道エアシステム(HAC)が、日本エアコミューター(JAC)のサーブくん10機を共通事業機として編入したというものです。

この10機の中に、JA8886号機が含まれていました。
引退が確定していたら編入機には含めないような…、 もしかするとHACに移籍?


JA8886号機の動向が、しばらく気になりそうです。
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おしまい。