不妊治療と聞くと、お金かかりそうだねとか、大変だねとよく人に言われる。
でもきっと、何も考えずに赤ちゃんができる人に、気持ちなんてわかるわけない。
なんかついつい、ひねくれて考えてしまう。

私は以前から生理痛がひどく、生理周期も人より長かった。
月によってバラバラだったけれど、だいたい平均すると40日型だった。
最初、病院に行くきっかけになったのは、同じ会社の女の子の話だった。
たまたま昼休みにそんな話題になったのだ。
彼女は生理不順で悩んでいて、病院へ行ったそう。
血液検査してもらって、ホルモンバランスに異常ありといわれて、
漢方薬を飲みつつ、基礎体温を付け、通院していた。
私もおかしいかもしれないから、病院に行ってみようと思って、
彼女の通う病院へ行ってみた。

やはり血液検査をされて、まずは基礎体温をつけるように言われた。
後日結果を聞きに行ったら、やはりホルモンバランスに異常ありだった。
漢方薬とホルモン剤を処方された。
薬を続けるうち、だんだん生理周期も安定してきた。
基礎体温を見る限り、ちゃんと排卵もあるようだと言われた。
薬も飲まなくてよくなった。
治ったというより、年齢もあって安定したのかもしれない。

その後私は結婚した。
結婚前から、病院にはだんなのことを相談していた。
私たち夫婦の場合、不妊症とされるのはだんなの方だからだ。
不妊治療というと、だいたい奥さんの方に異常があると思われがちだが
うちの場合はだんなの方なのだ。
病院ではいつでもだんなの検査はできるから、相談してくださいと言われた。
けれどだんなが首を縦に振らなかった。
実にだんなが精液検査を受けに行くまでに、結婚から2年もかかったのだ。

最悪、子供ができないと言われてもそれでもいいと思って結婚したから、
私としては結果は怖くなかった。
怖がっていたのはだんなの方だった。
子供はほしいけど、やはり不妊となると病院の敷居は高かったようで…。
2人でよく話し合い、やっと検査に行くことを了承しただんな。
結果、子供ができることが分かった。
ただし、人工授精でないと妊娠は難しいとのこと。
そこからまた人工授精に踏み切るまで、1年半かかった。
まあいろんな問題があったんだけど、一番はだんなの父上の意見だった。

つづく