機能性保湿剤① | 原料オタク

原料オタク

原料オタクの化粧品開発者が新しい原料や自分がはまっている原料について大きな声でいえないことをいちゃうけど、いいのかな・・・・・

アトピー・敏感肌・乾燥肌・トラブル肌の方は必見 cclab



この原料についてすでにご紹介したつもりでいたのですが、どうもしていなかったようで。

メーカーから新しいデータを頂いたので追加しようと過去の記事を見ても・・・ない。

大変失礼しました。


改めましてこの原料はグリセリンに糖をくっつけたもので「グリセリルグルコシド」という表示名称です。

構造はグリセリンに糖が1個くっついた単純なものです。



原料オタク-グリセリルグルコシド


右側がα体、左側がβ体の光学異性です。

では、この単純な保湿剤のどこがすごいのかというと


もともとこの物質は天然に存在します。日本酒に約0.5%ほどα体が含まれ酒造メーカーの白鹿さんが自社ブランド化粧品用に精製されています。(最近は原料販売もされているかも?)しかし大変高価だと聞いています。

海外ではドイツの某大手化粧品メーカーがシアノバクテリアの研究からこの物質の有効性を見出し欧州では化粧品として製品化されています。

今年から世界規模にマーケットを拡大されるようです。

ちなみにこのメーカーは研究者30人体制で10年間の研究の末に見出したそうです。

しかし日本市場には入ってきません。なぜなら白鹿さんのブランド化粧品を受託しているN社が特許をガチガチに取得しているからです。

ではこの原料がなぜ我々が使用可能かというとドイツのメーカーが原料の量産化を日本の配糖体製造にノウハウを持っている原料メーカーに依頼したのです。ところが調査の結果、N社が特許を持っていることが判明し日本での原料製造を断念し海外の他メーカーで製造されているようです。

日本の原料メーカーはその後N社と折衝し特許の使用権を得ることができたようで国内での販売に踏み切ったという経緯です。


とりあえず本日はここまでとし次回から効能について説明したいと思います。



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