老化を防ぐ凄いやつ!② | 原料オタク

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原料オタクの化粧品開発者が新しい原料や自分がはまっている原料について大きな声でいえないことをいちゃうけど、いいのかな・・・・・

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前回は老化の原因となるAGEについて簡単にお話しました。

もうお分かりのようにタンパク質のグリケーションを防ぎAGEができないようにすれば良いわけです。

ではグリケーションを防ぐ植物エキスとして何があるかというと昨年I社より発売になった「セイヨウオオバコ種子エキス」です。オオバコといえば皆さんが幼い頃、種子のついた茎同士で引っ張り合いをして切れたほうが負けという遊びをされた方も多いと思います。かく言う私も小学生の頃よく遊んだ覚えがあります。古くからヨーロッパや中国で薬草として用いられており、日本でも民間薬として種子はお茶として強壮、下痢止め、解熱、利尿、胃炎、消化性潰瘍などに用いられ、葉は止血作用があり打撲や骨折、痔核、潰瘍、虫刺されに外用されています。

今回のAGE抑制作用は「プランタゴサイド(Plantagoside)」というフラボノイドの配糖体が有効成分です。(下図参照)


plantagoside


また、オオバコには「プランタゴサイド」と同じ骨格を持つフラボノイドも数種類含まれているようです。(下図参照)


plantagoside_ag


これらのアグリコン(配糖体から糖鎖が取れた物質)にも配糖体ほどではありませんがAGE抑制作用があるようです。


しかし、I社の説明によれば在来種のオオバコではなく外来種のセイヨウオオバコにしか「プランタゴサイド」は含まれていないそうです。(私が調べた文献では在来種のオオバコにも含まれているとありましたが。)



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