不思議のシルク③ | 原料オタク

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原料オタクの化粧品開発者が新しい原料や自分がはまっている原料について大きな声でいえないことをいちゃうけど、いいのかな・・・・・

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前回、シルクが蚕の繭糸から出来ていることをお話しましたが、その成分は、その通り。タンパク質で出来ています。繭糸はフィブロインとセリシンの二重構造で2本のフィブロインの周りをセリシンが覆っていて1本の繊維となっています。(下図参照)



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f:フィブロイン S:セリシン


また、フィブロインとセリシンのタンパク質を構成している21種類のアミノ酸も組成に違いがあります。(下図参照)



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しかし、絹織物として使用されているのはフィブロインでセリシンは精錬という工程で取り除かれます。

次回はこのシルクがどんな分野で利用されているのかをお話します。



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