不思議のシルク② | 原料オタク

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原料オタクの化粧品開発者が新しい原料や自分がはまっている原料について大きな声でいえないことをいちゃうけど、いいのかな・・・・・

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シルクについては皆さんよくご存知だと思いますが、簡単にどんな物かを説明します。

その原料は蚕という蛾の幼虫が蛹になるときに作る繭玉を加工することにより作られます。

最初にシルクの利用が始まったのは数千年前の中国とされており、その起源には諸説がありますが、野生のカイコの繭を集め、それから糸を紡ぎ出して絹織物を作ったのが始まりと考えられています。その後、このカイコを家の中に取り込んで飼育し、効率的に絹の生産ができるように改良が重ねられて、現在のカサン(家蚕)になったと推察されています。そして4,700年以上も前の銭山漾遺跡からは平織の古代絹が、漢代初期の馬王堆漢墓からは錦や綾・絨圏錦・絽・紗・羅・刺繍などが出土されていることから、中国ではそれ以前のかなり古い時代から精緻な高級絹織物が作られていたことが分かります。

はじめ絹織物は中国の王侯・貴族の独占物であり、蚕種や生糸を国外へ持ち出すことはは厳しく禁じられていましたが、貴族達が好む西域の玉(ぎょく)と交換した絹織物が、中近東からヨ―ロッパ・北アフリカを結ぶ東西交易路を通じて、紀元前4~3世紀には地中海諸国に伝わったといわれ、やがてこの交易路が中国の長安(現在の西安)からコンスタンチノ―ブル(現在のイスタンブール)に至るシルクロ―ドとなり、絹織物を中心とする東西の交易が活発になりました。
そして3世紀頃にはコンスタンチノ―ブルで中国の生糸を使った絹織物が生産されるようになりました。さらに6世紀には蚕種が持ち込まれて、コーカサス・ペルシャからスペインに至る広範な地域で養蚕・製糸も行われるようになり、中近東からヨーロッパの各地で中国の染織技術を取り入れた絹織物の生産が始まって、各地に独自の蚕糸・絹業が発達しました。
このようにして蚕糸と絹の染織技術は中国から中近東諸国・ヨーロッパに伝播しましたが、19世紀中期にヨーロッパで蚕病(微粒子病)が蔓延して壊滅状態に陥ったため、蚕糸業の中心は再び東洋に回帰しましたが、イタリア・フランスでは生糸を輸入して絹織物の生産が続けられています。


歴史のお勉強になっちゃいましたが、古くからお付き合いのある繊維なのです。

次回はその成分についてお話します。



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