可愛らしいOL時代を千葉で過ごしたわけだが
その時の同僚で一番仲の良かった彼女に会いに行った。
「うちに泊まるといいよ!」という彼女の言葉に
とりあえずは、ご家族にも悪いから・・とか
一応お断りもしたけれども
いいから、いいからってことで
本当にお言葉に甘えてお邪魔することにした。
羽田からアクアラインを通ってついたバスターミナルで
待っててくれた彼女の第一声が
「実は、あそこに立ってる人とこぶちゃんを間違えた」だった。
相変わらず天然炸裂だ。
そして次に出た言葉が
「せっかく来てもらったのに、なんだか朝から具合が悪くて・・」と。
そんなんだったら、私どっかに泊まるから大丈夫だよと
一応言ってはみたけれども
いいから、いいからってことで
本当にお言葉に甘えて・・・以下略。
彼女の家についてお茶を飲んでしばらく
席を外した彼女。
彼女がいるであろうと思われる方向から
何とも苦しそうな音が・・・・。
戻ってくるなり
「吐いたからすっきりした。」

おおおおおおいいい!!!
スッキリしたじゃねぇ~~だろう。
本当に大丈夫なのか??
色々と心配する私に向かって
旦那も飲み会だし娘も今から塾だから。
息子も帰ってきて、またすぐ出かけるからとかなんとか。
取り敢えず、息子も帰ってきて挨拶してお出かけを見送って
彼女も娘を塾に送りに行って
家には私一人だ。
一人のうちに入っていてねと言われた風呂に
言われたまま本当に入る。
そのうちに彼女が帰ってきて
具合が悪いのに布団の用意をしてくれて
食事の支度もしてくれた。


  写真はおつまみ、他に鍋を用意してくれた。
そして、旦那もいないのに
旦那のビールまで飲みだす私。
彼女は大事をとって何も食べないってのに
面白がって3本も缶ビールを飲む私。
しかも、旦那の。
ってか、
もういいよとか言ったんだよ、ほんと。
でも、旦那が飲む人だし実家の父も飲む人だから全然気にしないとか
フツ~に言ってくれる彼女に
申し訳なくなってきている
とか言っても3本も飲んだくせに、私。
息子娘も帰ってきて食事も終わったが
旦那だけが帰ってこない。
仕方ないから、もう寝ようってことで各自解散。
私はリビングと玄関の間の和室に通されて
頭側のふすまを開けると玄関
足元のふすまを開けるとリビングという位置関係で寝ていたわけだが
私の寝ている和室に
急に柔らかい光が差し込んできて
ん???
なんだろう、なんかちょっと明るいよな…と思い
何となく目を開けると
足元のふすまが開いていて
誰かが明かりを背にこちらを向いて立っている。
え??なに?なになに??と鈴木奈々状態の私と
シルエットマンと見つめあう事、数秒。
「はっ!!」と気が付き
「え??あの、すいません。すいません。あの、ちょっと・・」と声をかけたら
相手も
「ああ、すいません。すいません。」と言って慌ててふすまをしめたのだ。

彼女の旦那だ・・・・。
飲み会から帰ってきたのか。
もしかしたら、すっげ~~いびきかいてたのかもしれない。
だって、ビール3本ものんでんだ、しかもアンタのな!
しかしながら、いったい今何時だよと思って携帯見たら
夜中の3時10分だった。
旦那、ちょっと遅すぎやしないか。←ほっとけ
私はふすまを開けられボヤっとし
気が付いて挨拶して相手がふすまを閉めるまで
寝たままの姿だったことを思い出し
とことん旦那に悪いことをしたなぁと思いつつ寝なおす。

次の日は、すっかり体調も良くなった彼女と
大好きな彼女のご両親に会いに行った。
おじさんも、おばさんも私を一目見るなり
「全然かわってないじゃ~~ん。」と言った。
おじさん、おばさん
久しぶりに私に会ってそんなこと言ったのは二人だけだよ。
あの当時から15キロ肥ったんだから
もしかしたら、私の事あんまり覚えてない??と不安にもなったけど
二人に会えて本当に良かった。
夜中の3時10分に帰ってきた旦那は起きてこず
結局は会えずじまいだったけど
もういっそ、昨日の晩のことは
酔っぱらいの幻だったってことにしておいてもらおう。←ムリ

彼女ともあったのは10年以上ぶりだったってのに
こんな感じで良かったのだろうか・・・と
申し訳ない気持ちで東京行きのバスに乗り込む私なのだ。