「役所たらい回しに鬱憤=バス放火容疑者、ブログに-中国」について | ねこ目

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Chinaの実状、伝えます。

本ブログ前号記事、「役所たらい回しに鬱憤=バス放火容疑者、ブログに―中国」について。ネット上ではいろんな議論がなされている。

中国ネット上で筆者が一番信頼をもつサイトがある。よく当局から削除されずに残っているなと思えるほど、内容は真実を語り、本質を突いている。ここで公表はあえて避ける。もし興味のある方は筆者へ直接問い合わせていただければサイトをお教えする。
(普段コメント等にて交流のある方のみとさせていただきたい)

このサイトに書いてあったのは、「アモイのバス放火は、実は他に原因がある」と言うのだ。中国における過去の同様の事件も、真相は別にあり、時間が経過し、事実が明らかになればなるほどその原因が当局による濡れ衣だった、と言いたいようだ。

今回のアモイの事件も、このサイトが言うには「この男は犯人ではなく、この"犯行"後に発見された男のウェイボの内容から、これを原因に犯行に及んだと片付けたい当局の筋書き」であるとサイトは言う。

サイトへの投稿者はバスのエンジニア。「バスはガソリンで火をつけても、10分やそこらで火達磨になるような事はない」と言う。このエンジニアの経験では、「バスが短時間で燃えてしまったのは、他に原因があるのではないか?」と疑問を投げかける。

続けて、「もし事故が起きたとしても、輸入車のバス、それも中国国内で修理等手を加えていないものなら、絶対にこんな事故は起きない。あるとすれば国産車だ」と言う。なぜなら、国産車のガソリンパイプは「すべて再生ゴムを使用している」からだと言う。

「再生ゴムの劣化は早く、時間が経過すればいずれ大事故につながる可能性が高い。国産の車も含め、今後、この手の事故が起きることは十分に可能性がある」と見解を述べている。要は当局は事故の原因を隠したいのではないのか、ということのようだ。

このサイトの観点から見れば、確かに中共は真実をよく隠し、調査結果を適当な筋書きで済ませてしまうことは珍しくない。このような場合には、必ず"通りすがり"の人民が濡れ衣を着せられることになる。内容が社会性を疑われるものであればなおさらのこと。

バス自体に問題があれば、当然人民の目は政府へ向き、「またか」とネット上で叩かれ、"質の問題=役人の腐敗"を指摘され、国内問題に意識が高まることを恐れている中共なら十分に考えられる筋書きであり、得意の捏造で片付けようとしたのかもしれない。

記憶に新しいところでは、温州での高鉄(新幹線)事故、二度目の四川大地震における耐震性を増して立て直したはずの校舎がまた倒壊、セッコウ省から流され上海で発見された豚の大量死体。当局の発表はどれも不明瞭。きちんと調査し人民へ公表するには至っていない。

筆者は断言する。どれが真実であっても、今の中国における社会問題の根源は、すべて中共の腐敗がもたらしたものである。メーカーと役所の癒着はないと考える方が中国ではナンセンスであり、もし車に欠陥があり、本気で調査すれば必ず不正という埃が出るのは間違いない。

どこの国、役人でも不正はある。悪は悪、質や量の比較など毛頭語る気もない。中国に住み、ローカルに根ざした生活をすれば分るが、公安はスリや泥棒の被害届なら、「そんな小さいこと」と被害者の前で言う。人口の半分がいまだ貧困層の国の被害者には大事件にも関わらず。

そして調査の説得に時間を掛ければ、「殺人とか銀行強盗なら追跡する意味はあるが・・・」と公安は本音を漏らす。中には「面倒」とはっきり言うゴミ以下の公安もいる。しかし、上からの特別の指示があれば態度は急変する。

アモイの事件は当局内では「早急に片付けろ」と指令が出る類。社会不安を招く恐れのある事件にはとても神経質になる。一つは面倒や混乱を回避したいのだが、何よりも中共内の出世に大きく影響するらしい。片付け→解決→効率的で能力ありとなるそうだ。それが嘘であっても。

この事件でまた中国の実情が明らかになったのは間違いない。どこに真実があろうが、出てくる疑いはすべて事実に近いレベル。繰り返し述べるが、中国の社会問題の根源は、すべて中共の腐敗がもたらしたものである。

放火犯とされている60歳の男性が、自身のウェイボで書いた内容の中に、年金受給のために、戸籍の生年月日の誤記載を正そうと公安に行った内容が書かれている。ここにも今の中国の社会問題が潜んでいる。サイトには興味深い実例を挙げている。

「中国一般企業に勤める者は給料の28%を年金分として納める。しかし中共役人(公務員)はゼロ。しかし実際に得る年金は、中共役人定年退職者は一般企業のそれと比べ、3倍の年金を受給している」。これは単なる格差ではない。意図的(操作的)な差別である。

順調に年金受給となっても、普通の生活ですら厳しいのが現実。にも関わらず、生年月日誤記載は元々公安のミス、それすら対応しない公安役人。だから年金が受けられないなんて、まるで虫けら同然の扱いである。

今日も広州でバスが爆発したそうだ。詳細はまだ分らない。不思議なのが、今日の中国メディアはアモイの事件についてまったく触れていない。またこうやって不都合を誤魔化すかのような動き。今後さらに中共は警戒心を強め、あらゆる規制強化の方向に進んでいくのであろう。