李娜は「売国奴」なのか=東京でテニス大会出場、82%反対―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120925-00000103-jij-int
【北京時事】中国国内で日本政府の尖閣諸島国有化に反発が強まる中、昨年の全仏オープンテニス女子シングルスの覇者、李娜が東京で開催中の東レ・パンパシフィック・オープンに出場したことに対し、インターネット上で「漢奸」(売国奴)とののしる声が強まっている。これに対して中国紙・中国青年報は「(ののしる行為は)われわれの公民教育の欠如の表れであり、彼らの口から風が吹くがごとく出てくる『漢奸』の二文字は社会を害している」と批判した。
アジア選手として初めて四大大会のシングルスを制した李娜は、中国の国家チームから離脱し、中国独特の「挙国体制」を嫌って個人の力でのし上がって来た。今回の東レオープン出場に、最もかみついたと話題になっているのが、福建省アモイの電子会社会長の賈強氏。ミニブログ「微博」で「とうの昔から李娜は漢奸だと言われてきた。今、案の定それが実証された」と非難した。
中国の大手ポータルサイト「騰訊網」が「李娜の日本での試合出場についてどう思うか」とインターネット上で調査したところ、「支持」はわずか18%で、82%は「反対」した。微博上では「李娜は真の漢奸だ。前も『私は国家のために試合に出るのではない』と言った。このような売国奴は全体でボイコットしよう」との意見が相次いだ。
(以上、本文記事終わり)
【CCJE】スタッフより
「騰訊網」の調査結果の数字から中国の本質が見える。
李娜選手を「支持18%:反対82%」とのことだが、これを以下のように置き換えても、今の中国像に近いものになる。
◆中国の富裕層(超富裕層、富裕層、準富裕層、中間上層まで)、人口の約2割。
◆貧困層(中間中層、中間下層、貧困層、超貧困層)、残りの約8割。
◆大学への進学率、約3割
◆不登校、中卒・高卒、残りの約7割
正確な数字ではないが、全体像を見るのにほぼ間違っていない数字のはずだ。他にもあるがここではこの程度にして、李娜選手へ話を戻す。
李娜選手の言動は中国では異端かもしれない。しかし、世界では至って普通だ。彼女の生きている世界は実力の世界だ。本文記事に出てくる電子会社会長賈強氏のように、中共の役所役人との関係作り、賄賂に接待漬けの世界で成り上がるのとは人間の本質が違う。
中国はいつもこうだ。自分と違うものには「売国奴」と言う。それしか言う事はないのかと思うほど口癖のように言う。中国青年報ですら釘を刺すのだから、あちこちの中国人同士の大小の醜い争いの中で言い合っているのがよく分かる。
「10:90」、「20:80」がほとんど。「30:70」はいい方だ。「40:60」なんて・・・ないのでは。
漢族の頭の構造は全てが極端だ。それに思考が浅い。漢族(相手)を見て「こいつは単細胞か」と思う漢族(自分)もきっと多いはず。とにかくバランス力が低い。分かち合いなんて考え方は無に等しい。
文革でもそうだ。物事の本質より、権力(数の力)がどこにあるかで人格まで変わってしまえるのだから。だから漢族は大勢で騒ぐ。町の喧嘩でも、たかが言い争いでも、始末がつかなければ家族総出で相手を罵る。そう「売国奴」と口癖のように。その声が大きい方に野次馬も乗っかり、少数派はいつしか「売国奴」を汚名を着さされる。善か悪かではない。多いか少ないかでその場の情勢が変わってしまうのだ。それは規模ごとに変わることはない。隣同士の喧嘩でも、夫婦喧嘩でも、政府不信への町のデモでも、今の反日デモであっても、全て同じ"論理"。数が多い方が正しくて、強いとされるのだ。公安や司法が法に遵守できないのもこういう民族性があるのが原因の一つだ。
ところが漢族は団体活動や競技には弱い。五輪を見ても個人競技が圧倒的にメダル数が多い。これで分るように、実は漢族の数の論理は空論にすぎず、単に「お騒がせ」なのが証明される。その本音は誰もが"for the team"の精神などなく、"自分さえよければ"なのだから・・・。
失礼な言い方かもしれないが、李娜選手はその方面の実力が漢族の中で抜きん出ている女性だ。少数しか存在しない(テニスの)実力派の漢族なのだ。これは筆者の推測だが、李娜選手が幼い頃から運動能力に自覚があれば、当然団体競技より個人競技を選ぶのは当たり前だ。家族もきっとそれを後押しする。漢族に生まれ育てば、団体の中ほど厄介で苦痛、面倒で骨折り損なんてことは誰もが分かっているから。
そんな少数しか存在しない実力派は漢族の理想のはず。その理想を実力で勝ち取った同胞への妬みはきっと多いはずだ。もともとは少数でも、妬みの声が多い(情勢が変わった)と見れば、本音の逆で騒ぐのが漢族の特性でもある。現代中国人にとって、これは文革での後遺症になっている。文革未経験者であっても、中国の家庭環境は今でもそういう癖が強く残っている。本音は押し隠し、数の多いものに巻かれるという悪い癖だ。
そんな漢族の癖を微塵も見せず、世界の舞台で活躍する李娜選手。漢族の特性を短所も踏まえ、上手く長所に活かしている競技選手の一人だろう。そして同胞達のつまらぬ愚かな言動を、グローバルな視点から客観的に見ているに違いない。本人はきっと「18:82」の数字なんて気にするような小心な女性ではないだろう。
最後に。李娜選手は「売国奴」ではないことをはっきり言う。それを言うのなら、中共のリーダー達の75%は家族も含め、二重国籍であることこそが「売国奴」だ。そう、ここにも「25:75」の数字が中国の本質を意味している。