【上海ブログ】「ナルト」と「ワンピース」、中国でどれだけ人気か | ねこ目

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【上海ブログ】「ナルト」と「ワンピース」、中国でどれだけ人気か

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0619&f=national_0619_038.shtml

  前回に続いて、「火影忍者」こと「NARUTO -ナルト-」と、「海賊王」こと「ONE PIECE」(ワンピース)について。

  百度には掲示板サイト「百度貼巴」(巴は口偏)というものがある。この掲示板サイトは、キーワード等に応じた「巴」が建てられ、それぞれに会員を抱えている。「巴」はもともとバー、ラウンジ等の意味があるから、そのキーワードにちなんだ井戸端、みたいなニュアンスがあるのだろう。百度のアカウントを持っていれば、任意の巴の会員に自由になれる。

  その中の火影忍者巴と海賊王巴の会員数では、海賊王巴が42万9220人に対して、火影忍者巴が35万739人と「ワンピース」が上回っている。ちなみに、蒼井空巴の会員数は7万2000人ほどであり、それと比べてみても、「ワンピース」「ナルト」いずれも規模においてマンモス「巴」であることに疑いはない(会員数は2012年3月4日現在)。しかし、蒼井そらさんは微博(ウェイボー)では1000万人以上のフォローワーがいるのだが。微博については改めて。

  さて、「百度貼巴」のある巴の会員になると、会員はそれぞれその巴での行動(掲示板への書き込みやスレを立てること、滞在時間等)で、ランクアップしていく。火影忍者巴ではその称号が、無名卒からアカデミーの生徒、下忍、中忍などと成長していく。作品に出てくる呼称と連動し、暗部、上忍、人柱力、抜け忍、影などがそれらの上位称号としてさらなる成長の後に付与される。

  さらに上位になると、原作者の芳名である「岸本斉史」が上から二番目の称号、最上位が「一楽叔叔」となる。一楽は主人公のナルトが好物として、頻繁に通うラーメン屋であり、その叔叔というのだから一楽のオヤジさん・テウチのことだろう。

  海賊王巴にも登場人物などにちなむ階層が設けられている。海賊王巴の方は、最上位称号が原作者芳名にちなむ「尾田大神」。上から二番目が「海賊王」となっている。

  これらの名称はおそらく巴の会員メンバーが協議して制定したものなのだろう。火影忍者巴の場合、最上位に一楽をもってくるところなど、洒落がきいている。しかし、ナルトが一楽で美味しそうにラーメンを食べているのを見て、日本に行き、ラーメンを食べたくなったという上海の20代OLがいるぐらいだから、その影響力は馬鹿にできない。

  百度では、「火影忍者」、「海賊王」、それぞれのキーワードに応じた、検索結果ページを常に気にかけて更新している様子が伺える。ユーザーはそこから、最新の漫画の話数、アニメの話数を探し出し、リンクを辿ることが出来るようになっている。最新話などについては、毎回いずれも非常に熱く議論されており、そうしたブログや掲示板、微博(ウェイボー)へのリンクも整備されている。

  このあたり、百度がいかに中国ユーザーの行動観察に熱心で、ニーズに追いつこうとしているのかが分かり、また、百度の中国における強さも垣間見せてくれる。