先日のハスラー90の試運転でわかったこと。。。
残骸が残っています。
取り付けのネジが長すぎ(もとのレクティファイヤには厚みがあったため)ですが、干渉しないので気にしない、気にしない。
次に壊れる可能性のある電気部品は、ウインカーのリレーかな。(上の写真の左端の円筒形)
メンテナンスフリーの密閉型ではダメなんでしょうか?
バッテリーが充電されない。
走っていると突然、ウインカーやホーンが作動しなくなりました。
エンジンの回転を上げても、その気配はありません。
一方、ヘッドライトは点きます。エンジンの回転を上げると照度が上がります。
ということは、エンジンは掛かり、発電機も問題無さそう。
発電機からバッテリーへの配線に問題がありそうです。
ハスラー90は、フライホイールマグネット方式の単相交流発電機ですね。
発電機で作られた電気は2系統に流れることになります。
一つは点火系へ、もう一つはバッテリーに充電する側です。
この時代の6V車ではヘッドライト、テールライトには交流を流し、バッテリーの手前に整流器を置いて、直流に変換し、バッテリーに充電した後、ウィンカー、ホーンを作動させていると思います。
この整流器なんですが、例えば我が家に眠っている古いホンダDAXはセレン整流器が使われています。

セレン整流器は、基板上にセレン多結晶膜を形成させ、さらに適当なカドミウムやビスマスなどからなる易熔合金を貼り付けているんです。
カドミウムは人体にとって有害で、腎臓機能に障害が生じ、それにより骨が侵されるます。カドミウムによる環境汚染で発生したイタイイタイ病が有名ですね。
では、ハスラー90は?
ハスラー90には、レクティファイヤ(レクチファイア)と表記されることも多いです。)というものがあり、整流器の役割をしています。
レクティファイヤはダイオードとか電子部品で構成されています。

RG250Eには、レギュレータが使われています。

実はレギュレータとレクチファイヤが使われていて、もともとレギュレータとレクティファイヤとは別物ですが、最近は一体になっているからレギュレートレクティファイアという物が使われ、単にレギュレータと呼ぶことも多いです。

発電された交流電流をレクティファイヤで直流にして、レギュレータで電圧を一定以下に制御します。
発熱するので放熱板の付いた金属製のボディーに入っていて、風通しのいい所に付いています。発熱するのは余った電気を熱に変えて放出するのではなく、部品や回路の電気抵抗で発熱します。
バッテリーが逝かれたまま使い続けると、レギュレータもダメになり、そのうち充電されなくなります。
でも、ハスラー90にはレギュレータはなく、その代わりレジスタ(抵抗器)が付いています。

さて、作業です。

左サイドカバーを外すと、車載工具があります。

その下に、レジスターです。
発熱対策で風通しの良いところにあるのかな。

その向こう側にレクチファイアがります。
レクチファイヤはバッテリーBOXに付いています。
シートを開くとかすかに見えます。
ん?

車載工具を外します。

あーっ!折れてるし。
なんとこんな部品にまでSマークが書かれています。

もう片方の配線は?この中に突っ込まれていました。


もともとはこんな部品でした。

そんなこともあろうかと、純正を注文済みです。

廃番になっていますが、代替品が用意されています。

ただし、取り付けるネジ穴がありません。
ステーを作ることにしました。
薄いアルミ板を用意、

こんな風に加工して

収納します。

もとの場所に取り付けました。


ところで、ハスラー90のバッテリーは開放型です。

レクティファイヤは発電機で発電した電力をプラスとマイナスに分けて、バッテリーに送ります。
バッテリーは、端子間電圧が一定である性質を利用して、レギュレータの代わりの機能を果たしています
余った電力はバッテリーの充電に利用され、そこで消費されますが、電気が一杯になっても充電を続けると、バッテリーは電解液(バッテリー液)を電気分解して水素と酸素を作る(ガスが発生)ことにより内部抵抗で電力を消費します。
また、ガスが発生するとともにバッテリー液は減少します。
これらのことを考えるとレギュレータのないバイクのバッテリーは開放型の必要があります。
ハスラー90に密閉型のバッテリーを繋ぐとガスが放出できなくて破裂する可能性があるということですかね。
まあ、簡単にいうとこんなところでしょうか。
来年も、よろしくお付き合いください。