〈出演協力；バンダイS.I.Cシリーズ

キカイダー with グリーンマンティス〉

…………その日は、HARIMA久々の眼科受診日だった。

「先生、手術日決めましょう！」

「そうですね、じゃ予約入れちゃうんで」

彼はHARIMAの眼科主治医。

二年前に突如襲ったウィルス性の眼病”急性網膜壊死”であわや両眼失明！の危機から迅速な診断・対応・処置で救った若き名医である。

HARIMAは親しみを込め、カマキリに似ている為”カマキリ先生”と心で呼んでいる(決してディスってはいない)。

実は…………昨年より。

HARIMAの左眼は白内障が進行しており、今年の2月〜3月に白内障手術の説明会と手術の予約を入れていたのだ。

しかし、その直前に心筋梗塞で重篤な状態に陥ってしまった為。

延期となっていたのだった！！

「それでねHARIMAさん、だいぶ白内障が進んでフクロ(隔膜)が弱ってるはずだから、普通より手術時間長くなるかもしれない」

だから早くやってよ！って頼んだのに……

そう、この医師には唯一の難点が。

”言ってることがコロコロ変わる”

のであった！

一年前………………

(普通の人ならいいけど、HARIMAさんの場合、急性網膜壊死で網膜がモロくなってるんですよ。それだと白内障手術やってる最中に網膜が引っ張られて剥がれちゃうリスクあるんで…………だから白内障手術は

もっと年数経ってシッカリ貼り付いてからの方が)

そのようにカマキリは言っていたのでHARIMAは

”延期はしたが、むしろ時間が経っていて良かった”

とさえ思っていたのだが！？

更に！！

「あ、それと前も言ってたけど網膜剥がれちゃった場合はザブトンね♫」

※ザブトン＝網膜剥離の手術法のことで、網膜全体が弱っている患者に対し、あらかじめ眼球の裏側までスポンジで覆う方法。

手術時間も通常の１時間半に対し３時間半と長く、しかも麻酔をかけても痛みを伴う！

以前、それでHARIMAも右眼網膜剥離を手術経験！！

(話が違う！！)

おのれぇ〜〜〜！

グリーンマンティス！！

電磁エンド！！！

…………と

叫びたくなるHARIMAであった。

無事に手術完了しますように！！

※白内障手術は年明けの予定です

ある診察日。