……作製したばかりの紙飛行機Racer554一号機を上昇気流に持って行かれ、早々に失ってしまい悔しかった私は、やはり早々に二号機を作製しました。

〈Racer554〉
勢いに乗った私は、White wings初期のモデルである1998年製の「全集」(何機もの紙飛行機がセットとなっている)Vol.2から「Racer513」という競技用ペーパーグライダーをも同時に作製しました。

〈Racer513〉
……554の方はいわゆる最新鋭機で、胴体のみ紙でなくバルサ材という木で出来ている上、紙(ケント紙)の部品も全てくり抜き式で、現在の基準では多めですが部品点数も最小限に抑え、高性能と作りやすさの両立が成されています。
しかし。
513という機体は全て紙のみを接着剤で貼り合わせて組むモデルで遥かに部品点数も多く、またそれらの部品も一枚の紙からハサミやカッターを使い自分で正確に切り抜かなければなりません。


より工作技術の精度が求められるモデルです。しかし、そうしたある意味困難さ?を含む組み立て作業を行っていると「何が何でも完成させて飛ばしてやる!」という気持ちにさせられます。
そうです。
White wingsは単なる紙工作ではなく、飛ばすのが目的の模型飛行機です。ただやみくもに紙を貼り合わせて「とりあえず飛行機の形にしました」ではダメです。完成後は「まともに飛行できる機体」にしなければなりません。
そこには実際の航空機を組む際にも気遣われる「重量バランス・強度・正確さ」等が同様に要求され、そのいずれを妥協して組んでも機体は決してまともに飛んではくれません。
値段は一機\300程度。素材は紙やバルサ材と接着剤で大きさは手のひらに乗るとしてもWhite wingsは立派な航空機です。
巷では「風立ちぬ」なるアニメ映画が放映されていて、偉大な航空エンジニアの主人公が恋人の前で手製のペーパーグライダーを飛行させるシーンがあります。彼にあやかるのも悪くないですね。
