風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言 -103ページ目

風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。

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〈5/10 10:41 JR藪神~小出駅間〉


……私も幣ブログ内で度々御披露させて頂いている只見線車両のトリコロール(赤・青・白)カラー。
「二代目新潟色」。

只見線だけでなく、新潟県北部のJR新津駅発車キハ40系車両にも採用されているカラーリングです。

この二代目新潟色、一方で「インディアン塗装」とも呼ばれています。
ここで云うインディアンとは、北米大陸における先住民族であるネイティブ・アメリカンのことを表しているのですが、彼らが闘いの時に顔に施すとされるカラフルな化粧に似ている塗装の為、このようなネーミングが付いたようです。
そうして見ると、このキハ47も勇ましい姿に見えてきますね。

インディアン塗装の二代目新潟色車両が只見線を走り出したのは、昨年3月のダイヤ改正以来。
この只見線にも甚大な被害をもたらした、新潟福島豪雨発生以後初のダイヤ改正に伴ってでした。

私にはこの塗装が、今なお全線復旧を目指し闘い続けている只見線の「勇者の化粧」に見えなくもありません。
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〈5/9 10:36 JR越後広瀬~藪神駅間〉

……魚沼市を流れる、川と鉄道の名コンビ。

破間川&只見線。

魚野川&上越線。


この日の川達は、まるで海そのものの色をしていました。
さながら車両達は、大海原を行く船のようでした。

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〈5/9 10:51 JR越後堀之内~小出駅間〉
……若干雲の多かった昨日の朝でしたが、フライトには問題無いコンディションでした。

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引き続きフライング・フィッシュの試験飛行を行いましたが、機体に問題発生。
離陸して数秒後。
空中にて最初の旋回を試みた時、コントロール不能に陥りました。
左旋回が始まるはずが、機体は直進を続けます。
高度は保たれていましたが、焦りました。

フライング・フィッシュの総重量は300gの軽量であり、機体そのものはポリプロピレンとスチロールという柔らかな材質で構成されています。
万一物や人に当たったとしても機体の方が簡単に壊れ、被害の心配は極力無いように出来ていますが、それでも機体の行く末を目で追いかけました。

私は2チャンネルのラジコン機を組む場合、操縦しなくてもフリーフライト模型飛行機のように安定感を持って滞空できる機体を意識しています。それが功を奏したか、フライング・フィッシュはゆっくりと高度を落としながら地上に戻って来ました。
最後は右の主翼端から丈の短い草むらへ不時着し、右主翼とキャノピーを破損しましたが修理の利く範囲でした。

しかし、問題は何故コントロール不能に陥ったか?です。
私は機体の回収後、早急に総点検し、原因の究明を行いました。

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回収した機体を地面に置き送信機のアンテナを最短に縮め先端を機体に向けるという、一番電波の届き辛い状態で数十メートル離れて操作しテスト。
メカが正常なら、これでも機体は正常に作動するはずですが……結果は異常有り。送信機アンテナを伸ばすと正常作動しますが、短いままだとまともに作動しません。
外部からは確認出来ませんが、機体内部の受信機側アンテナが根元から断線している可能性がありました。
受信機側アンテナの付け直し作業を実行し再テストすると、今度はうまく作動。

キャノピーと主翼も修理。特に主翼は最強の接着剤エポキシを使い、破損前以上の強度・破損前と同等の重量に仕上げました。

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今回、受信機側アンテナが断線したのは経年劣化が原因のようですが今後も機体点検に徹し、慎重にフライトに臨む所存です。

・・・・・先日、長い「冬眠」から醒め、所属クラブの今季の飛行場他我がフライトエリアも使用可となりました。

同時に私は、永きに渡り動けずホコリを被っていたラジコン飛行機を一機、復活させることにしました。


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その機体は「フライング・フィッシュ」といいます。

※現在、京商(株)より同名のラジコングライダーが発売されていますが、こちらとは無関係です


今から5年程前に近所のホームセンターにて購入した、操縦装置・充電器込み一式¥1,980(19,800ではありませんよ)、千円札二枚でお釣りが来る超リーズナブルなラジコン電動パーク・プレーンです。

操縦方式は、このクラスにありがちなプロペラ動力二つのみで旋回・上昇下降をコントロールする2チャンネル。

ちなみに幣ブログに度々登場する「サンライト」も同様の2チャンネル方式を採用しています。


購入した動機は、とにかく激安だったことと(笑)、主翼長約1Mと割りと大柄な機体なのと付属のNi-MHバッテリー700mAに興味が沸き、実験機として飛ばしてみたいと思ったからです。

動力は130クラスの小型なブラシ・モーターの双発。


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通常このクラスは安くても一式¥9,800はするものですが、何故ホームセンターなどで¥1,980などと破格な値段で売られていたのか?謎ですが、made in China と書かれた箱に明瞭なメーカー名は確認できず。付属の取り扱い説明書も不鮮明な白黒コピーをホッチキスで止めただけという、いささか怪しい匂いのする機体でした。


当初はオリジナルのメカ通りに、左右のプロペラ回転差で全てを操作する方式で操縦していました。

はっきり言って、そのまま組んでそのまま無事に飛行させられる機体などではないことを私は見抜いていましたので、私のそれまでの2チャンネル機及びフリーフライト機で得た調整ノウハウで尾翼のセッティングを行いながらの飛行でした。

そして思った通り、130モーター双発ながら7,2Vの動力電圧と長い主翼のおかげで獲得高度は高く、初飛行でも悠々とした上空フライトを見せました。

ただ、同じ双発回転差2チャンネル機でもサンライトのような機敏で正確に反応する飛行特性とは程遠く、機体のバランスそのものが悪いようで「ただ図体のデカいだけの電動パークプレーン」といった印象でした。

なんとなくグニャグニャしながら飛んでいる(笑)といった感じで、これは素材パーツの剛性のせいでもありそうで如何ともし難く。

その後、この機体は飛ばせずじまいで年月が過ぎ、内部メカはサンライトへ移植され現在に至ります。


では何故今回、この機体を復活させようと思ったかというと。

この度の飛行場開きは、先日亡くなられたMさんの追悼フライトも兼ねていたことによります。

同時に義祖母の急逝もあり葬儀準備の目前で不謹慎かと思いながらも、急ピッチで組み上げ作業にかかりました。


私の心情としては、去りゆく命に対して「復活する命」というものを、この一機に見いだしたかったのです。



不遇の機体「フライング・フィッシュ」を復活させる為、私は操縦系統の一新を試みました。


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旋回方式をプロペラ回転差ではなく、本来如何なる飛行機にも採用されているラダー(垂直尾翼の舵)へ変更したのです。

そしてプロペラ動力も本来の双発機のように、左右常時同回転。純粋に推力専用としました。


機体が若干重くなったことを踏まえ、動力バッテリーはまず8,4VNi-MHを採用。

メカは手持ちのフタバ製プロポにユニオンモデルUA10Gアンプ(何年も使いましたが非常に信頼性の高いアンプです)を採用。


風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

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・・・・・飛行場での、ぶっつけ本番の初飛行は4月28日。

機体のバランスを確認しなければならない為、飛行前に滑空テストを行いましたが、その際に片側のプロペラを破損!!


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急遽交換した、黄色いプロペラはスペアです。


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初飛行=テスト飛行。

自身によって改造の施された機体というのは、最終的に実際飛ばしてみないと「鬼が出るか蛇が出るか」わかりません(汗)。

久々に緊張したフライトを迎えました。


当日は晴れていましたが風が安定せず、風速の強さと目まぐるしく変わる風向が気になりましたが大事な追悼飛行。

「ままよ!」とばかりに大空へ!!


すると・・・・・


機体は意外に安定しながら、上昇していきます。

やはり、本来の7,2Vから8,4Vへのパワーアップが功を奏したか?

そして、ラダーによる初の旋回・・・・・曲がらない(汗)!?

ラダー機というのは特性上、旋回反応が鈍いのは知っていますが、それにしても・・・・・

いや。暫くして大回りで旋回が始まりホッとしました。ただ、ラダー面積が足りなかったようです。

しかし、既に「賽は投げられ」たのです。

機体が空へ上がったからには、いいわけは出来ません。

さらに、テスト飛行でもあるので機体の特性を見極めなくてはなりません。

速くなる脈拍、汗ばむ手先を感じながら、何とか無事に地上へ帰還させねばとコントロールしてました。

が・・・・・!


上空で強い向かい風を受けたらしく、機体がぐーんと真上を向き。そのまま停止!

「やばい!失速!!」

フライング・フィッシュは墜落の危機に陥りました。


この場合、機体の頭を上げ下げできるエレベーター(水平尾翼の舵)があれば問題無かったのですが、それは3チャンネル以上の操作方式の機体でないと有りません。

左右の舵・動力の二つしか操作出来ない2チャンネル機では、通常どうすることもできません。

私の所有するサンライトとファイヤーバード201という2チャンネル機には空力学的にこうした失速状態に陥りにくくする乱流装置(ドイツ製)という物が主翼に装着されている為、比較的安心して飛ばせていますが、あいにくこのフライング・フィッシュには未装着でした。


機体は一旦急降下。そしてその勢いで再度真上へ上昇・停止を繰り返す典型的な失速状態でした。

失速に陥った機体は通常、この挙動を繰り返した末、地面に激突して終わるのです。

もはやなすがまま、天に祈るしかありませんでした。


そして、いよいよ最後の頭上げ動作から地面へ向かい急降下(汗)!万事休す!!


すると・・・・・


機体が真っ直ぐ向かった地面は、滑走路脇の枯れ草群。

グサッ!!と刺さった機首は、柔らかく適度な固さの葦の茎で防御され・・・・・何と機体は無事!!

プロペラも折れていません!!


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「・・・・・Mさんが、守ってくれた!」


ほんの少しだけ機首の擦りむいた機体を見ながら、そう思いました。



この日の飛行を教訓に、すぐさま私はフライング・フィッシュに改良を加えました。


風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言


失速を極力防ぐ為もう一度機体の前後バランスとパワーを見直し、強すぎた出力を8,4Vから7,2Vへ落とし、さらにバラスト(錘)を機首に少量づつ積みながら重心を調整。

そして少なすぎたラダー面積も拡張。旋回の反応改善を目指しました。



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その後。

細かいセッティング変更を併行しながら風の穏やかな休日朝にテスト飛行を繰り返した結果。

フライング・フィッシュは現在のところ順調に仕上がってきています。


2チャンネルなどではなく、3チャンネル仕様に改造すれば良いのにと言われそうですが、飛行機というものは全体のバランスを考えなくてはうまく飛びません。

チャンネル数を増やすということは同時にメカを増やし、重量や動作スペースも多めになってしまうリスクもあります(本来3チャンネル以上のメカ搭載を考えて設計された機体なら良いのですが)。

1から設計し直す覚悟でもない限り、極力その機体の設計思想に見合ったやり方で組んだ方が無難であるというのが私などの持論です。

今回。

私はどうしても、この不遇な命運だったフライング・フィッシュという機体を極力本来の姿で蘇らせたかった為、このシステムを採用し復活させたことに満足しています。



Mさん。

相変わらず私はこんなものを飛ばしてますが、どうぞ笑って見ていて下さい!