晴れ。
冷えていた大地が温められ、発生する熱上昇風=サーマル。 その最も発生しやすい時間帯・午前10時頃に、私は二機のペーパーグライダーを飛ばしていました。

まずは、Racer554。
バルサ胴の軽量な機体は、ゴム・カタパルトの力で天高く上昇し、見事な「かえり」を見せ水平飛行へ。
「少し高過ぎるな…」と思ったも束の間!
上空でゆったりと円を描き出し、ソアリングしながらドンドン上昇を続けるRacer554。

ついには……
青空に吸い込まれ、見えなくなってしまいました。
Racer554、二機目の視界没です。
やはり、この機体。タダ者ではありません(汗)。
巨大熱上昇風=ジャイアント・サーマルの名ハンターとも言える機体です。

お次は全ペーパー製のRacer513。

Racer554などと比べ、設計が古いのと紙を張り合わせた胴体が若干重い為、シビアな調整が必須な機体です。
今回は作成後三度目のフライトでした。

上昇を垂直にセッティングし高度を上げるのと、水平滑空に移ってからの左旋回半径の両立に手間取りました。
しかし最終的には水平尾翼のエレベーター・セッティングでベストな飛行を得ることとなりました。

このRacer513も、この日は危うくジャイアント・サーマルにさらわれそうになり、冷や汗の長時間飛行となりました(汗)。
……東京大学名誉教授で航空工学博士でおられる加藤寛一郎先生によると、高性能な模型グライダーほど自分からサーマルを見つけて入って行く傾向があるとのことです。
やはりホワイトウィングスのペーパーグライダーは、生まれついてのサーマル・ハンターであることは間違いないと思われます。