蒸気機関車に逢いに行こう。 | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

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風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。

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……今回。
私は群馬県みなかみ町で、蒸気機関車に逢えました。

今なおJR上越線で現役で走り続けている車両の他に、みなかみ駅に行けば必ず逢える展示保管の車両も。
蒸気機関車そのものは今までに何度となく目の当たりにして来ましたが、C61・D51という国内最大級の大きな黒い車体を間近に感じることができたことも、今回は貴重に思います。


蒸気機関車が他の鉄道車両と大きく違うのは、人間の視覚・聴覚・嗅覚にまで訴える乗り物であることでしょう。


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まずは、視覚。
蒸気というパワーソースを極限まで有効に活用する為、血管のように車体に張り巡らされた管や部品は、あたかも計算されたかのような芸術的造形であり機能美です。

そして、聴覚。
五臓六腑に染み渡る程の、時間の長く大きな音を発する汽笛。車体のあちらこちらから蒸気を発する音。走行時の独特のドラフト音。
二昔前までは鉄道沿いに当たり前のように響いていたこの独特の音も、決して計算ずくで鳴らしていたわけではなく、全ては機能・技術の賜として蒸気機関に備わったものです。




さらに・・・・・・嗅覚。

これも蒸気機関ならでは!


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<上下写真:C61 石炭と水の補給風景>


石炭を燃やした熱による蒸気で、大きな車輪を動かす蒸気機関車。

蒸気機関は一旦止めてしまうと起動させるのが大変なので、停車中もずっと動かし続けます。

煙突からは、石炭の焼ける香ばしい匂いが漂ってきます。


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これら、三つもの感覚に訴える存在こそが蒸気機関の醍醐味なのではないでしょうか。

重たい機械なのに、まるで生き物にも思えてきます!



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・・・・・・注目して頂きたいのは、これら日本国内に現存する蒸気機関車は全て、今から半世紀以上前~戦前に製造されたものだということ。

そして、その中でも未だに元気に動き、生かされている車両も多いということです。

もちろん運転するにも維持し続けるにも現代の電車やディーゼル車とは全く違う技術を持った方々の御力や御苦労が必要ですが、今回のみなかみのように整備の様子を見学もできる場合もあるようですので、是非皆さんにも御覧になって頂きたいと思いました。

それら「人間の力」と「機関車の生命力」全てを併せたものが蒸気機関車と言えるでしょう。


エレクトロニクスが全て、と言わんばかりの現代に。

そうした電気の力を全く使わず、大きな力で人々や物を運ぶことのできる蒸気機関車から学ぶことも多いような気がします。


皆さんも機会がありましたら、動いている車体・動かない車体問わず。

この「時代を超えた力」のメカニズムの美しさと、受け継がれてきた情熱を目の当たりにしてみて頂きたいと思います。

きっと、日常で忘れかけた感動を手にすることでしょう。

(^-^)/


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