スキー・インターハイでは毎回、何かしらの種目で全国制覇を成し遂げているHARIMA母校。
今年も新潟県代表校として出場し、三連覇中だったクロスカントリー・リレーは惜しくも四連覇なりませんでしたが、クロスカントリー個人女子5㎞クラシカルで5年ぶりの優勝者を出し、さらに出場競技種目(アルペン・ジャンプ・クロスカントリー)全ての成績で争われる学校対抗の女子の部で、史上三度目の学校総合優勝を果たしました。
現在。
様々なカテゴリーでも「勝つ為」「優勝する為」には他地域からも優秀選手を引っ張ってくるのが当たり前の学生スポーツ。
そうした中でHARIMA母校は、地元・魚沼エリアから入学の子供達で結成されたスキー・チームで全国制覇を続けています。
しかし。
今年の女子クロスカントリースキー部は、いつもと違っていました。
原発事故の影響で福島県から避難して来られた一人の女子生徒を母校は編入し、クロスカントリースキー部に迎えたのです。
彼女は地元である福島県の高校でクロスカントリースキーを行っていましたが、不幸にも原発事故の影響により、スキーを行えなくなったばかりか居住もままならなくなり新潟県への避難を余儀無くされました。
そして彼女はクロスカントリースキーの名門である新潟のHARIMA母校への編入の道を選ばれ、御自身の夢を託されたのです。
今回のインターハイで彼女は女子リレーの主力メンバーとして選ばれ、個人でも3位表彰台に立つ等獅子奮迅の活躍を果たし、自らの力で見事に学校優勝に貢献し心身ともに苦しい避難生活を乗り越え、インターハイ全国制覇の夢を実現しました。
私は、この一人の女子生徒とともに、その夢を叶える手助けに一役買った、我が母校を誉め讃えてやりたいと思います。
たとえ学生スポーツでも勝つ為には何でもやるのが当たり前となっている今の時代。
その為には暴力まで振るってしまう輩のいる学校の摘発される中。
手前味噌になってしまいますが、学生スポーツの在るべき姿を我が母校に見た気がしました。
本当に、この度ほど。
母校を誇りに思え、真の王者として思えたことはありません。
