国際級フリーフライト模型飛行機 新潟大会。 | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。

……とにかく新潟県は広い。




雪に埋もれたこんな世界から…
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雪一つない、こんな平野へ!
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ただし、気温は・・・・・・
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風速も・・・・・・・・

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こんな天候の中、フリー・フライト=その名の通り、人間の操縦無しで自由に空を飛び回る模型飛行機の、滞空競技が行われました。

私の役割は、参加選手の飛ばす機体の飛行時間を計測し着陸地点を確認する係です。


この大会に参加する選手皆さんが飛ばすのは、フリー・フライトのトップクラスの機体・国際級と呼ばれるもの。

私が計時係を務めたのは、その中でもゴム動力機の最高峰・F1B。

皆さんよく御存知の、袋詰め竹ひご飛行機と基本的な原理は同じですが、カーボンやケブラー、グラスなどハイテク素材を使用。



選手皆さんは、元世界チャンピオン含む国際大会経験の日本代表がほとんど結集しています。



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主翼の長さ約2M。



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プロペラの直径は約50cm。

動力ゴムのほどけた後は折りたたまれて、空気抵抗を無くします。



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・・・・・手元でコントロールはしませんが、タイマーによって方向や機体姿勢を制御し、滞空時間を伸ばします。


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胴体の中に収納される動力ゴムの、一回の量。30g。

アメリカ製の競技用ゴム・TANという銘柄が使われます。




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そのゴムをこのように思い切り引っ張りながら・・・・・・・



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機体の胴体の長さになるまで巻き込みます(約350回前後)。

30gの競技用ゴムの生み出すパワーは一般の方にはちょっと想像が付きにくいかと思いますが、このゴム巻きの時は極度の緊張感があります。

上手に巻き込まないと、途中でゴムが爆裂(断裂)し、巻いている自分も後へ吹っ飛びます(汗)!!

この時だけは、選手に声をかけてはいけません。


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競技ゴムを巻く為の道具、ワインダー。




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無事にゴムを巻き終わりセットし、プロペラを装着。

でも、すぐには飛ばしません。




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これらのような「サーマル・センサー」という機器で、大気中の上昇気流や下降気流の有無や接近を確認しながら、機体を上空に放つ最良のタイミングを計ります。

如何にしてサーマル(熱上昇風)に機体を乗せられるか?が滞空競技の勝負の分かれ目となります。


・・・・・そして、発航(スタート)!!


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各機体は、1ラウンド最低3分の滞空飛行へ向けて、大空へ羽ばたいて行きます。

1ラウンドの制限時間は一時間。計7ラウンドの闘いは、早朝7:00から14:00まで休み無く続きます。


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翼長2Mの大きな機体も、瞬く間に豆粒となります。

これらの機体を裸眼で追うのは至難の技ですので、欠かせないのが・・・・・



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双眼鏡。
最低7倍の性能が必要です。



また、機体の飛行する距離は数km先にまで及ぶので、回収には・・・・・・


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御覧の小型バイク(モトコンポ)が重宝されます。

機体回収後に持って来やすい様、工夫がなされています。


私達計時員は、飛行する選手の機体を双眼鏡の向こうで着陸するまで追い続け、可能な限り正確な着陸地点を選手に知らせます。

原則として、選手本人が自分の飛ばした機体を回収することになっています。

なかなか機体が見つからず回収に時間がかかり、次のラウンドの飛行に間に合わず断念する選手もいます。

しかし。

フリーフライトは飛ばすだけでなく、機体を回収して戻ってくるまでが競技なのです。

※(国際級の機体には、ビーコン=発信器も取り付けられています)



・・・・・・無事、帰ってきた機体には、休む間もなく次のラウンドへの整備が行われます。


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そして。



7ラウンド7時間を闘い抜いた選手達の勝負が終わり。

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成績の上位の選手も、そうでない選手も、皆さん揃って笑顔の表彰式。
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この日の副賞は、この田んぼで穫れた新潟コシヒカリと、同じくこの田んぼで穫れたお米で作った地酒でした。




普段、雪に囲まれて生活している私も、さすがにこの日の新潟平野の冷たい強風には骨の芯まで凍えました。

しかし。

関東・中部・関西から結集して頂いた、日本代表フリーフライヤー皆さんは一言も弱音を吐かず、終始笑顔が絶えませんでした。



「皆さん。また一年後にお会いしましょう!!」

朝方ちらついた雪空も、競技の終了時には暖かく晴れ渡っていました。