強風に立ち向かうサーマル・ハンター達の宴。 | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

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風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。


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昨日10月16日、新潟平野を舞台にしたフリーフライト・ハンドランチ・グライダー滞空競技会「第三回 朱鷺CUP」(ときカップ)に、選手として参加しました。


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会場となった新潟平野は非常に西からの風が強く・・・・・・


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会場は御覧のように風力・風向の目安となるストリーマー(吹き流し)が真横か、それより上に暴れる状態。

風速10M以上はある、厳しいコンディションとなりました。




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・・・そんな中にも関わらず、集結したサーマル・ハンター達。

今回は北は宮城県、南は千葉県、西は大阪府からの参加がありました。


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これらのグライダーは市販ではなく、全てフライヤー達の自作或いは自設計で作られています。

翼はバルサ板からの削りだし。胴体はカーボン・ロッドが主な作りです。



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こちらは私HARIMAの機体2機。

左はジャベリン投げ(野球投げ)・右は翼端投げ機。


ここで、この競技のルールを御説明します。

競技開始の8:30~終了の11:00までに選手一人最高10回のフライトを行います。

その中で長く飛ぶことの出来た回を半分割り出し、合計タイムを競います。

それでもし決着が付かなかった場合「フライ・オフ」という決勝トーナメントを行って順位を決めます。


一回のフライトにはMAX(マックス)といって、目標タイム・1分が定められています。それ以上飛んでもタイムは計測されません。

フリーフライト機は操作ができないので、1分が過ぎるとデサマライザー(降下装置)で機体を降ろして回収します。


「なんだ、たったの1分か」

そう思われる方もいるかもしれません。

確かに、一生のうちで模型飛行機を野原で何回か飛ばしたうち、一度くらいはサーマルに乗っていつまでも飛んでいたという経験を持つ方もおられるでしょう。

しかし。

それが限られた時間内に10回中10回、コンスタントに1分以上機体を空中に浮かすとなると、話は違ってくるかと思います。

決勝トーナメントのフライ・オフともなると更に厳しくなり、MAXは2分以上にもなります。



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こちらがデサマライザー(降下装置)の一種。

主翼固定ゴムの引く力で、機首に付けられた粘度のあるダンパー(銀色の筒状の部品)という部品をゆっくり回転させ・・・・・・


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・・・1分経つとゴムが外れてパッカン!!と主翼が上に開き、ワザと機体を不安定にしてゆっくりと降下させる仕組みです。



<翼端投げ>HARIMA
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<野球投げ(ジャベリン投げ)>HARIMA

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・・・・・・・今回は前述した通りの強風の為、さすがのサーマル・ハンター達も風の収まるのを待つ時間が多くなりました。

機体を抱えて立っているだけがやっとの時もありました。

投げたら投げたで、機体を破損させてしまうフライヤーが続出!!

中には飛行中に鈍い音を立てて主翼の付け根を折る機体も。

私も、翼端投げする直前に主翼の端が風圧で「ベキッ」と割れました(汗)!!
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こうした時はサーマルも強風とともに足早に過ぎ去ってしまいます。

おかげで選手全員ともなかなかMAXタイム1分に達することができません。

その、通常よりはるかにゲットの難しいサーマルを僅かに捕らえながら、何とか機体を上空へ持って行こうと我々選手は必死でした。

また、投げた機体はあっという間に遙か風下方面へ飛んで行ってしまいます。

一気に遠くへ行き過ぎた機体の着陸地点を見極めるのは困難で、機体捜索に手間どう選手も続出。

制限時間(8:30~11:00)の中には機体回収時間も含まれているので、自然とフライト数も限られてきました。
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タイムは良くて30~50秒台が並び、たまにMAX1分が出ても今度は機体回収に手間どり・・・・

そんな悪戦苦闘の2時間半でしたが、さすがはこの国のトップ・フライヤー皆さん。

この悪条件でもそれなりのフライトを見せて頂きました。

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・・・結果です。

フライ・オフを行うまでもなく、勝負が付きました。


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赤く囲んだ部分が私の成績です。

15人中9位。


中にはエントリーしながらフライトをしなかった方、飛ばしても敢えてタイムを計らず参戦しなかった方が計3名いました。

これまで書いた通りの試合運びでしたので、本来の時間内10回フライトできた選手は一人もおらず、短くて3フライトがやっとの方もいました。

いかに過酷な闘いだったかを物語っています。


上位入賞者のほとんどは主翼長1500mmクラスで大きめの重量のある翼端投げ機を投入。

強風に強い機体とは、ここでもやはり大きめの機体でした。

投げるには力(強い遠心力)が要りますが、投げた時に強風を突き抜けて上空へ上がってくれます。

私の機体二つのような軽量機は、今回の強風の中ではより厳しい闘いを強いられました。

翼端投げと野球投げを併用しましたが、同様のタイムでした。

ただ、今回は用意できる機体も練習日数も限られていましたので、私自身はこの結果を必然として受け止めたいと思います。


今後どのような機体に取り組んで行くか・・・新しいテーマが生まれた気がします。




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<表彰式と上位賞品。 カップ(朱鷺CUP)と新潟の地酒と新米>