忘れ去られた駅。 | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

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風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。

先日、廃線鉄道のテーマで旧魚沼線・西小千谷駅跡の「ぽっぽの里」公園のお話をしました。

今日はその魚沼線の、西小千谷駅から北へ2つ目の駅であった小粟田(こわだ)駅跡を見つけました。


駅のあった周辺は、一面に水田が広がる小千谷市小粟田という地域です。


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写真の道路の位置に、線路が敷設されていました。


新潟県内の廃線ガイド・ブックなるものを図書館で見つけて、駅の場所は土地勘でだいたい検討はついていたつもりでしたが、載っていたのは僅かな路線図と情報のみ。

線路を含め、魚沼線の跡に関しては徹底して撤去されているようで、これまでなかなか見つけることはできませんでした。

何せ、通っていたのはほとんどが田んぼの中という感じの鉄道。しかも線路も完全撤去されているとなると探し出すのは困難な作業となります。

「線路のあった所の一部が道路に変わっている」という情報を唯一の頼りにして、おそらくここだろうという農道を抜け・・・・・

ようやく駅跡を一箇所見つけたのが今回の小粟田駅です。


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敷地内に立つ石碑は土地改良事業の記念碑で、鉄道とは無関係です。


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かつて、ここが駅であったことを証明するのは、このモニュメント一本のみ。

しかし、御覧のようにモニュメントにはこの鉄道の辿った歴史がハッキリと刻まれていました。




1984年廃線という、決して古くはない?時代を駆け抜けていた鉄道にも関わらず、残されているのがこのモニュメント一本との事実。


かつては周辺地域の人々の脚となり、冬は深い雪にも負けず貢献してきたはずの魚沼線。

しかし、自家用車・路線バスの普及と、存在意義を上越線にとって変わられた運命。


鉄道敷設という事業は、どんな所でも多くの人々の、当初はそれこそ血の滲む思いによって達成されているはずです。

しかし、こうした廃線跡を見ると「用済みはポイ」「お荷物」と、今度は「経費の問題」としてアッサリ切り捨てられる、鉄道のはかない運命と人間の「運輸欲」?というものを感じざるを得ません。


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(小粟田駅跡より旧魚沼線・線路跡である農道を、西小千谷方面に望む)