この版画は、私の住む街で毎月発行される広報の巻末に掲載されている、地元小学生の作品の一つです。
この国の子供達が夢見ているスポーツ選手はプロ野球選手やプロサッカー選手が圧倒的に多いような報道がよく見受けられますが、決してそうした種目に限られてはいないのです。
この震災発生後、某プロ球技団体のお偉いさんが、さも自分達の特権だと言わんばかりに強引に開幕を主張する姿を見ましたが、その他の種目の多くのスポーツ大会やリーグ開催が「自粛」の名の元に中止・延期となったのを考えていたのでしょうか。
例えばよく知られた選手の主催するスキーの大会やイベントが「こんな時に!」と批判を受け続けていた一方で、高校野球は「被災者を励ます」と言われスケジュール通り開催され、テレビ中継されたこと…
私には納得できません。
私は決して野球の悪口を言うつもりも「高校球児」と呼ばれる皆さんの夢に対し難癖を付けるつもりも毛頭ありません。
ただ、この国のスポーツの扱いに関して、世間もマスコミももっとバランスを取れないものか?と考えるのです。
春に大会やイベントのあるスポーツは、他にもたくさんあり、それらに向かってそれらを夢見て日々を重ねてきたアスリート皆さんもたくさんおられたはずです。
そろそろこの国で、特定のスポーツだけ優遇?される時代は終わって欲しい気がいたします。
私の地元では、プロ野球選手やプロサッカー選手に憧れるのと同じように、スキー選手として世界を舞台に活躍するのを夢見て日々練習を重ねている子供達がたくさんいます。
皆川賢太郎選手や星瑞枝選手のような地元出身のスキー選手のように、世界を舞台に活躍し、オリンピック出場を夢見ている子供達は、これからの日本のスキー界を支えて行く大事な宝になり得る存在です。
そんな子供達の夢を種目で「差別」せず「自粛」させず、分け隔て無くあらゆるスポーツ、あらゆる活動をバックアップしていく価値観というものを育てて行くべきではないでしょうか。