気温30℃を越えた真夏日となった5月5日の新潟県魚沼市。
第17回魚沼ライオンズ杯争奪ジャンプ大会が、小出オールシーズン・40m級シャンツェで行われました。
出場選手は総勢46名が小学生の部・中学生の部・高校生の部・女子の部・一般の部(大学生、社会人混合)の5つのカテゴリーに分かれて互いの技を競いました。
桜の咲き誇る下、選手・コーチ・役員・来賓総出の開会式と選手宣誓。
ランディング・バーン脇にズラリ並んだ飛距離判定員の皆さん(地元ライオンズクラブ並びにボランティアの方々)。
「身内が飛ぶからといって、えこ贔屓しないように(笑)!」と判定係長。
少年ジャンパーへアドバイスする、元オリンピック選手(緑のシャツ)。
前日の練習時から「直すべきところ」「伸ばすべきところ」を選手ひとりひとりに丁寧にコーチしていた姿が印象的でした。
「ジャンプ一連の動作」↓
制動(こんなに長いですが、あっという間に一番奥に達してしまいます)
「HARIMAYAの注目した選手達」↓
小学生で只1人飛距離30mを越えた新潟県妙高市の選手。既に飛型もV字を完成しつつあります。
新潟県女子エースの南魚沼市の大学生選手。普段はノーマル・ヒル以上を飛びますが、この日も45mを飛び、更にとても美しい飛型を披露してくれました。
次回五輪よりジャンプの女子部門開始?の噂も聞きます。是非とも代表を目指して欲しいです!
HARIMAYAの母校の南魚沼市中学生選手。先日も全中に出場していましたが、今年度も頑張って欲しいです!
この小出シャンツェを「ホーム」とする、地元魚沼市内のジャンパー方々。
クラブ所属の方もいれば、役所にお勤めの方もいます。
「昔とった杵柄」の様子ですが、いづれの方もこの日40mの飛距離を出し、面目を保って頂きました(汗)。
首都圏・埼玉県本庄市から毎年出場されている選手。
魚沼エリアに首都圏からアルペン・スキーを目的で通って頂いている方が多い中、この選手のようにジャンプをする為に通っておられる方もおられます。
練習の機会や場所等で極めて厳しいハンディを承知の上、自らの可能性を追求し挑戦し続けるその姿に、私も感銘を受け続けています。
まるで本当に空を飛んできたかのような、ジャンプというより「フライト」。
先日インターハイでデビュー・ウインを飾ったばかりの高校チャンピオン、妙高市の高校選手。
この写真時の飛距離は、実にK点50mを大きくオーバーする57m!!
この飛距離のおかげでスタート・バーも大幅に下げられました(汗)。
その、高校チャンピオン選手の現在大学生のお兄さん。
二つ違いで、ジャンプ競技でもほとんどライバルとして道を歩んできました。
この小出ジャンプ大会では、いつもこのお兄さんに軍配が上がっています。
そして、上の二人の息子達のお父様。妙高市御在住。
御年57歳にして現役のノルディック複合競技の国体選手であられます。
冬季国体の連続出場回数34回!!そのうちジャンプ競技最大7連覇!!しかも純飛躍・ノルディック複合の二冠も御経験済みという、まさにジャンプの鉄人です!!!
この日も、若者を凌駕する(失礼!)飛距離と美しい、御手本となる飛型を御披露頂きました。
最後に、今大会通じて私の最も印象深かった選手です。
群馬県草津から出場の、小学2,3年生くらいの女子選手です(ゼッケン11番)。
普通の大人でもとても飛べたものではないジャンプ台、飛ぶ決心がなかなかつかずスタート・バーの横に座り込む姿に、見ていた私も胸が締め付けられ「できるなら、止めさせてあげたい」とさえ思いました。
「この少女の戦っている同じ恐怖に、自分なら決して耐えきれない」と。
しかし、彼女は決して逃げませんでした。
意を決したようにスタート・バーへ上がると数分後に勢い良く飛び出し、助走、踏み切り、飛躍、着地をしっかりと転ばずにやり遂げたのです。
翌日の本番でも、二本のジャンプを堂々と決めて見せてくれました。
今でも思い出すと、目頭が熱くなります。
彼女と同じクラブの、女子選手達です。今回は草津から彼女らを含め男女8人の大選手団で参加頂きました!↓
思い起こせば、草津はノルディック複合で世界を制覇し、日本を無敵にし、御家芸にまでした偉大な選手「荻原健司・次晴兄弟」を生んでいます。
彼らの誇り高き精神は、草津の子供達にも脈々と受け継がれていることを知りました。
スポーツの持つ力というのは、偉大だと思います。
このスキー・ジャンプも、見ている者にダイレクトにメッセージを投げかけてきます。
今回私が選手達から得たメッセージは、「逃げるな」ということ。
「条件の悪さや、年齢を言い訳にしない」そして「勇気を持て」という、強い、強いメッセージを受け取りました。
これから先、くじけそうになった時きっと私は彼らがシャンツェで見せてくれた勇姿を思い出すことでしょう。
ジャンパーの皆さん!!
来年もきっと、五月晴れの小出シャンツェでお会いしましょう!!!
(飛び終えて、互いを労い合う「少年飛行隊」。同じ競技で培われた友情は、大人になっても決して色褪せることはないでしょう)

















