私は毎年欠かさず見るようにしていますが、今年の試合を象徴しているかのようなシーンが下の二つの写真です。


東海大学(上)と帝京大学(下)のボールを持った選手を、それぞれの対戦相手の慶応大学と明治大学の選手が「二人がかりで」止めようとしています。
今日の勝者はその東海と帝京でした。
10日に行われる決勝で、この両校がお互い初の大学日本一を賭けて当たることとなりましたが、この二つの写真が示す通り、両校とも勢いがあります。
対する慶応と明治は、伝統校らしい雰囲気の堅実な戦い方を伝承している感があり、慶応の低くケガを恐れないタックルは相変わらず健在でしたし、ここ数年から今シーズンも低迷が続くかと思われた明治も、立派に国立競技場に帰ってきたのは拍手ものでした。
しかし、残念ながら東海や帝京のような「プラスアルファ」が見られなかった。特に明治は伝統的なパワー優先の戦い方からスピードと展開重視という変革を試みながらも、今日は元気がありませんでした。
昔は「選手の平均体重の重さとパワー」が売りのチーム、「選手の体は細いけどスピードある走り」が売りのチームなと、ラグビーのチームは個性豊かでしたが、現在は社会人、学生問わず「パワーとスピードと展開力」全て兼ね備えて当たり前のチームがほとんどで、昔と比べるとどれも似たり寄ったりになっています。それが必ずしも悪いのではなく日本のラグビーがバランス良くなっている証拠だとは思いますが、そんな中で勝ち残るには堅実なプレーだけではなく、何か他には無い勢いというかプラスアルファが必要なんだなと、今日の二つの試合を見て実感しています。
辛口に言って東海、帝京ともタックルの甘さが目立ち、相手を止めるべき所で止められないシーンが多々ありました。
にも関わらず勝てたのは、そういうことなのかもしれない…と感じています。
まぁ、素直に言うと今度の決勝は面白くなりそうで楽しみなのですが(笑)。