天地人 for ever Vol.1 雲洞庵(うんとうあん) | 風・雪・海・空。ハインケルーパーの独り言

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風・雪・海・空。


その軽やかさと勢い、風の如く。

その重きこと・染み渡ること、雪の如く。

その思慮深きこと、海の如く。

その志高きこと、空の如し。



そんなブログを目指して行きたい。


ハインケルーパーの独り言

「わしは、こんなとこ、来とうはなかった!!

雲洞庵と聞いて、加藤精史郎君扮する与六(兼続の幼少期)のこのセリフを思い出す方々も多いことでしょう。


この寺は、私の母方の実家の菩提寺でもあります。

親からは「越後一の寺だ」「新潟県一番の自慢だ」と教えられながら育ちました。


開山したのは養老元年(西暦717年)。

藤原鎌足の孫にあたる藤原房前(ふさまえ)公の母君が、庵をこの地に開いたのがその源です。

1,300年程の歴史を持つ寺院ですが、例えば京都や奈良のお寺のような煌びやかさはありません。
ただ、この地は毎年平均2m近い雪が積もります。
それ故に年数に比例する積雪に耐え抜いてきたという「重み」を感じます。


私が初めてこの境内に立ち入ったのは、もう何年生か忘れてしまいましたが、小学校の遠足の時でした(現在でも近隣の小学校にとって雲洞庵はチョイ歩きコース、遠足コースです)。

お年寄りにとっては、いい三菜取りの場所でした。

子供のころ私達が飲んだ、寺院内にある湧き水「長生きの水」も今も健在です。

そうした雲洞庵1,300年の歴史が動いたのが今年です。

今年ほど、参拝客(観光客?)が押し寄せたことは無かったでしょう。

駐車場に入りきらない車が沿道を埋め尽くし、農村には珍しい「渋滞」が起きました。どうも、天地人・新潟スポットでは人気ベスト1になってしまった様子です。

おもしろいのは寺院内で冒頭の名セリフを叫ぶお子さんと、それを叱る親御さんの姿が見受けられることです。

お子さんにしてみればもちろん本心ではなく、ドラマの与六になりきっているのです。中には、渋滞で疲れ果て本心で言った子もいたかもしれませんが(笑)。
もちろん、その程度のことで動じる雲洞庵ではありません。

寺院内でも、こんな文が印刷されたタオルが売られています。


「わしは、こんなとこ、来とうはなかった!  雲洞庵」



※写真は雲洞庵のシンボルともいえる赤門(せきもん)。

 今年3月撮影。