『淡き夢の果てに・・・』第13話* Story of the Eight * | [エイト通信] 北京ダック専門店中国茶房8〜Chinese cafe Eight〜のブログ

『淡き夢の果てに・・・』第13話* Story of the Eight *

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* Story of the Eight *     by トット
『淡き夢の果てに・・・』第13話 
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人生で成功したい商社マン(高梨 徹)と
とても綺麗な中国人女性(林 麗華)、
あるお金持ちの華僑(トミーチェン[陳])の3人が
織りなす人間ドラマ。
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高梨が言った一言。
『中国やシンガポール、香港にタイ。
 アメリカにイギリス。多くの企業があなたの関連企業の
 45%の株式を買い占めている!』

麗華は驚いて言った。
『トオル!それは本当!私たちのグループの会社の株を
 取得しているって?』

さすが陳は世界有数の大物だ。
高梨に突っかかる前に携帯電話を取り出して電話をしていた。


『高梨。どうやら君が言っている事は本当のようだ・・・。
 全く関連がないので気づかなかったが、君の言う様に
 我がグループの株が45%程、買い占められているようだ!』
陳は、冷静に電話の結果を言った。
『麗華。どうやら、僕たちは高梨に全てを握られているようだ!』



陳は、麗華を置いてすぐさま、シンガポールに帰っていった。
高梨が連れていた数人も会社の中に戻り会社の前には、
麗華と高梨の二人が残っていた・・・。


先に、口を開いたのは麗華だ。
『トオル!あなたは、すばらしく大きな人間になったわ。』

『ありがとう。君に褒められる程、光栄な事は無いよ。』
と、高梨は皮肉混じりに言った。

『随分、嫌われてしまったわね・・・。』

『まぁ、しょうが無いわね。
 トオル、あなたが世界を相手にするまでに
 成長したのを見る事が出来て嬉しかったわ。』
と、振り返り行こうとした。

『麗華。君はこれから、どうするんだ?』
高梨が、麗華に呼び止める様に声を掛ける。

『さぁ、どうしようかしら?陳は、私を許す筈がないわ。
 各企業の買収をどんどん薦めたのは私だし、
 そしてグループの株を買い占めしているキーマンが貴方だからね。』
と、寂しく笑った・・・。

                          続く