『淡き夢の果てに・・・』第6話* Story of the Eight * | [エイト通信] 北京ダック専門店中国茶房8〜Chinese cafe Eight〜のブログ

『淡き夢の果てに・・・』第6話* Story of the Eight *

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* Story of the Eight *     by トット
『淡き夢の果てに・・・』第6話
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人生で成功したい商社マン(高梨 徹)と
とても綺麗な中国人女性(林 麗華)、
あるお金持ちの華僑(トミーチェン[陳])の3人が
織りなす人間ドラマ。
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麗華と食事をしてから後、何回か会った。
食事に、ショッピング、まるで恋人同士みたいだ・・・。


麗華は、何が目的なのだろう・・・?


高梨は、当初の自分への投資目的の為の付き合いを考えずに、
普通に麗華とのデートを楽しんでいた。


しばらくして、あの張氏から連絡が入った!
例のプロジェクトの協力が、正式に大連市で決まりそうだから
大連の市庁舎に来てほしいとの事だ!


プロジェクトの成功が見えてきたのに・・・、
思った程、心からは喜べなかった・・・。


なぜなら、正式に契約を結ぶと日本に帰らなくてはならない!
麗華と会えなくなるからだ・・・。


日本に帰る前にもう一度、麗華と会わなくては・・・。



大連市の市庁舎で張氏と会い、正式に協力、資金提供の
約束をしてもらえた。

ガッチリ握手をして別れた。

これで、日本に帰れる・・・。
これから、日本で忙しくなるだろう。

高梨は、麗華に電話をした。

『プルルルルルルル。』
『プルルルルルルル。』

出ない・・・。

仕方がない。一度ホテルに帰ろう・・・。
高梨は、ホテルに一度帰る事にした。


ホテルへの帰り道、大連の街を少し寂しい気持ちで
見ながら帰る、しばらくは大連の街ともお別れだ・・・。

感慨深い気持ちで帰っていると高梨は麗華とどうしても
会いたくなり、もう一度、電話をかけてみた。

『プルルルル・・・。』

『出ないか・・・。』
そう思い、電話を切ろうとした所、
『トオルっ!ちょっと待って、後で掛け直すわ!』

麗華が焦ったように電話にでて、そう一言いって切られた。

なんだ!?さっきも電話にでられたけど、でなかったのか?
麗華の態度に急に不安になったが、そのままホテルに帰り、
電話が掛かってくるのを待つ事にした。

ホテルに帰り、ベッドに横になって、さっきの麗華の電話の
事を考えていた・・・。

あんなに焦った麗華の態度は初めてだ!?
何かあったのだろうか・・・?

急に眠くなり、ベッドで、ウトウトしていると、

『プルルルルルっ』

飛び上がるように起きて、電話にでる!

『トオルっ!さっきはごめんね。大事な人に会っていたの。』
麗華から突然謝られて、呆気にとられたが、
『大丈夫。気にしていないさ。ところで、』
高梨が、会おうと言う前に、

麗華が、
『トオルっ!今から会える!?』
『あ、ああ、もちろん。』

会う場所を決めて、電話を切った。
なんだ!?どうしたんだ!?麗華の様子が変だ・・・!

                      続く