『淡き夢の果てに・・・』第2話 *Story of the Eight*
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* Story of the Eight * by トット
『淡き夢の果てに・・・』第2話
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人生で成功したい商社マン(高梨 徹)と
とても綺麗な中国人女性(林 麗華)、
あるお金持ちの華僑(トミーチェン[陳])の3人が
織りなす人間ドラマ。
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大連市の実力者が集まるパーティーを楽しみにしている
高梨は、早くその日が来ないかと焦るような気持ちのまま
今日も中国の街並を見ていた。
中国は本当に変わった・・・。
昔、来た中国旅行で見た風景との違いを肌で実感していた。
大連市もそうだし、上海、北京、瀋陽に成都、名だたる中国の都市。
恐ろしいまでのスピードで発展している・・・。
この波にならない手はないだろう・・・。
期待と興奮を胸に、パーティーの日がやって来た。
場所は大連市の迎賓館。
ここは一般の人は入れない。厳重なセキュリティーチェックを受け
中に入っていく。
今回、日本からの友人と言う事で、ある役人の口利きでこの
パーティーに参加する事が出来た。
正直、金も使った・・・。
中は、まるで社交界での貴族パーティーのようであった。
きらびやかな彩りの迎賓館の内装に来場者達の高級な服装。
中国の一般的な社会とは懸け離れている世界だ。
高梨は、その来場者の中でもひと際目立っている女性に
目が止まった。
年齢は25歳ぐらいであろうか?色白の美人だ。
周りにはいかにも金を持っていそうな男性陣に囲まれている。
彼女は何者だろう?と、気にしながらも周りにいる人達に
声を掛け、挨拶をしていく。
時折、美しい彼女に目をやりながら・・・。
なかなか、本当の実力者はいない。挨拶をしながらも
人物を見て、期待できそうな人を探してはいるが・・・。
その時、不意にあの美しい女性と目が合った!
いや、時折、彼女を目で追ってはいたが。
目が合ってしまった以上、無下にする訳にもいかず、
近づいていって挨拶をする。
『晚上好。我叫在从日本来了的商社工作的高梨。』
(こんばんわ。私は日本から来た商社に勤めている高梨と言います。)
まだまだ拙い中国語ではあるが、挨拶をした。
すると彼女は、素敵な笑顔で微笑んで、
『今晩は。私は 林 麗華 と申します。あなたは日本人ですよね。
ようこそ、中国へ』
と思いがけない流暢な日本語で挨拶が返って来て、ビックリした!
『日本語があまりにもお上手なので、ビックリしました!』
『はい、私は日本の大学に2年間留学していたので日本語は話せます。』
彼女は、中国のある名家の娘で若い時から、海外に留学を繰り返し
勉強をしていたようだ。
彼女は、日本語、中国語以外にも英語、韓国語も話せるらしい。
素敵な女性だ・・・。 美しい才女である。
親しみやすい笑顔だけでなく、家柄からくるものであろうが
上品でおしとやかな品がある。
これは、周りの男も放っておかないだろう・・・。
しかし、高梨は、彼女の美貌とは別に、彼女の家柄に興味を持った。
彼女の家は、代々中国の高級官僚の家柄の林一族。
彼女もまた、海外を相手に仕事をしているそうだ・・・。
これは・・・、彼女こそ、私が探し求めていた
人物ではないだろうか・・・?
続く
* Story of the Eight * by トット
『淡き夢の果てに・・・』第2話
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人生で成功したい商社マン(高梨 徹)と
とても綺麗な中国人女性(林 麗華)、
あるお金持ちの華僑(トミーチェン[陳])の3人が
織りなす人間ドラマ。
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大連市の実力者が集まるパーティーを楽しみにしている
高梨は、早くその日が来ないかと焦るような気持ちのまま
今日も中国の街並を見ていた。
中国は本当に変わった・・・。
昔、来た中国旅行で見た風景との違いを肌で実感していた。
大連市もそうだし、上海、北京、瀋陽に成都、名だたる中国の都市。
恐ろしいまでのスピードで発展している・・・。
この波にならない手はないだろう・・・。
期待と興奮を胸に、パーティーの日がやって来た。
場所は大連市の迎賓館。
ここは一般の人は入れない。厳重なセキュリティーチェックを受け
中に入っていく。
今回、日本からの友人と言う事で、ある役人の口利きでこの
パーティーに参加する事が出来た。
正直、金も使った・・・。
中は、まるで社交界での貴族パーティーのようであった。
きらびやかな彩りの迎賓館の内装に来場者達の高級な服装。
中国の一般的な社会とは懸け離れている世界だ。
高梨は、その来場者の中でもひと際目立っている女性に
目が止まった。
年齢は25歳ぐらいであろうか?色白の美人だ。
周りにはいかにも金を持っていそうな男性陣に囲まれている。
彼女は何者だろう?と、気にしながらも周りにいる人達に
声を掛け、挨拶をしていく。
時折、美しい彼女に目をやりながら・・・。
なかなか、本当の実力者はいない。挨拶をしながらも
人物を見て、期待できそうな人を探してはいるが・・・。
その時、不意にあの美しい女性と目が合った!
いや、時折、彼女を目で追ってはいたが。
目が合ってしまった以上、無下にする訳にもいかず、
近づいていって挨拶をする。
『晚上好。我叫在从日本来了的商社工作的高梨。』
(こんばんわ。私は日本から来た商社に勤めている高梨と言います。)
まだまだ拙い中国語ではあるが、挨拶をした。
すると彼女は、素敵な笑顔で微笑んで、
『今晩は。私は 林 麗華 と申します。あなたは日本人ですよね。
ようこそ、中国へ』
と思いがけない流暢な日本語で挨拶が返って来て、ビックリした!
『日本語があまりにもお上手なので、ビックリしました!』
『はい、私は日本の大学に2年間留学していたので日本語は話せます。』
彼女は、中国のある名家の娘で若い時から、海外に留学を繰り返し
勉強をしていたようだ。
彼女は、日本語、中国語以外にも英語、韓国語も話せるらしい。
素敵な女性だ・・・。 美しい才女である。
親しみやすい笑顔だけでなく、家柄からくるものであろうが
上品でおしとやかな品がある。
これは、周りの男も放っておかないだろう・・・。
しかし、高梨は、彼女の美貌とは別に、彼女の家柄に興味を持った。
彼女の家は、代々中国の高級官僚の家柄の林一族。
彼女もまた、海外を相手に仕事をしているそうだ・・・。
これは・・・、彼女こそ、私が探し求めていた
人物ではないだろうか・・・?
続く