Y談を叫びし若き男の詩 「隠せない part2」 12/13
隠し事などなかった。
僕たち家族の間では、
秘密などあろうはずもなかったのに・・・
僕以外のみんなは知っている様子なのだが、
だれもが苦笑いをしてはぐらかすんだ!
何度問い詰めても、
教えてはくれないんだ!!
いつも優しくて、
何でも教えてくれるあの兄までもが、
逆に怒ったようにして教えてくれなかったんだ!!!
僕は再び
「不審」
と言う名の絶望の淵に戻された・・・
それはまるで・・・
四面を敵に包囲され、そこから故郷の懐かしい歌がうたわれてくるのを聞き、かつての仲間が皆捕らわれ降伏したのだと知った楚の項羽さながら・・・
僕は真実を見失ったんだ!
いったい何だというのだー!
父の言った
「お前のお兄ちゃんは二十歳の誕生日の記念に『割礼』をしてきたらしいぞ」
って・・・
『かつれい』ってなんなのさぁー!!!!
『割礼(かつれい)』・・・陰茎包皮または陰核を切開、その一部を切り取る風習・儀礼。古来、諸種族に広く行われたが、今日でもユダヤ教徒・アラビア・アフリカの諸部族間に残る。宗教的には、清め・奉献・契約の印・成人の証明などの意味づけがなされる・・・まあ、いわゆる包茎手術ですね。